中国のパクリはなにかと話題になるが、大学のPV(プロモーション・ビデオ)までパクリとは……(^_^)
中国の名門大学、東大PRビデオを盗作? 差し替え表明:朝日新聞デジタル
上海にある中国屈指の名門校・復旦大学が作ったPRビデオが、東京大学が昨年に公開したプロモーションビデオに酷似し、盗作ではないかと騒ぎになっている。上海メディアによると、復旦大は28日に公式サイトなどからビデオを削除し、新たなビデオに差し替えると明らかにした。
(中略)
中国のネット上には「復旦よ、お前の独立思考はどこへ行った?」「盗作じゃないなら、なぜ差し替える?」「人を育てる大学なのに、このざまは何だ」といった復旦大への非難の声があふれている。
こういう記事のときは、その動画も載せて欲しいものだ。じゃないと、比べようがないじゃないか。
というわけで、比較の動画。
▼The University of Tokyo: Explorer (Official Video)
で、以下が復旦大学の動画。大元は削除されるようだから、その前に拾った。
▼復旦大学(Fudan University)
物語のあらすじは……
導入部は飛行機のコクピット。突如、ビービービーと警報が鳴り、制御不能に陥る。
パイロットが、ふと気がつくと、そこは大学の教室。パイロットはヘルメットを被ったまま(顔が見えないまま)、大学の構内を歩いてまわり、教授や学生たちと交流する。
パイロットは、自身の夢について語る。
そして、再びコクピットの中。飛行機は危機を脱して、パイロットは現実に戻る。
ラスト、ヘルメットを取ると、女学生が現れる。
東京大学のPVが宇宙飛行士で、復旦大学は空軍(?)のパイロットになっている。
中国も有人ロケットは打ち上げているが、なぜに飛行機のパイロットなんだ? まぁ、宇宙飛行士ではもろパクリとわかってしまうから変えたんだろうな。というか、東京大学のPVに出てくる女性宇宙飛行士は、卒業生の山崎直子さんなので、復旦大学卒の宇宙飛行士はいなかったということなんだろう。
全体の雰囲気としては、よく似ている(^_^)
「東京大学のPVにインスパイアされて作った」といえばいいのにね。
構成としては似ているし、同じようなイメージシーンは随所に出てくる。
▼図書館のシーン
▼クラブのシーン
▼回廊を歩くシーン
▼魚のシーン
▼将来の夢のシーン
▼遠くを見つめるシーン
▼素顔を見せるシーン
パクリといえばパクリなんだが、この手のパクリは日本の音楽PVにもよくあった。
とはいえ、復旦大学のPVはよくできていることも事実。映像テクニックとして、東大のPVよりも優れているところもある。
また、音楽に関しては、復旦大学の方がいいと思う。パクリでなければ(^_^)
いいところもあるのに、真似しているのがバレバレなのがもったいない。
作り直すそうなので、今度はガチガチにオリジナルのスゲーのを期待する。