バスや電車などの車内でのクラスターは、これまで確認されていなかった。追跡が困難なためだが、ツアーバスではあるが、車内でクラスターが発生したようだ。

バスツアー 休憩中の換気や車内の食事禁止を 国立感染症研究所 | 新型コロナウイルス | NHKニュース

10月、東京の読売旅行が北海道で実施したバスツアーでは乗客など19人が新型コロナウイルスに感染し、国立感染症研究所が12月、報告書を公開しました。

それによりますと、バスの車内では、最初に感染が確認された人を中心に、空気の流れに沿って感染者が確認されたということです。乗客などが密集し、かつ密閉された状況だったため、接触に加えて、ごく小さな「マイクロ飛沫」でも感染が広がった可能性があるとしています。

乗客と乗務員は常にマスクを着けていたことから、報告書では、さらなる感染対策として、頻繁に触れる場所を中心に清掃や消毒をし、休憩時の換気や、軽食を含めた食事の禁止といった対応を取ることが望ましいとしています。

テレビのNHKニュースで報じていて、車内の図解入りで伝えていた。
その図を乗せて欲しいところだが、上記の引用元には出ていなかった。
なので、TV画面をキャプチャした。

いまだに「マイクロ飛沫」などという言葉の誤魔化しをしているが、これは「空気感染」だろう。
全員マスクをしていたが、マスクは防御の役に立たなかった。
そのことからも空気感染確定だと思うのだが、なぜか空気感染といわない不思議。
禁句になっているのか?

接触感染というのは、手で触れただけでは感染しない。ウイルスの付いた手を舐めたり、鼻をほじったり、目を掻いたりしなければ、ウイルスが体内に入ることはない。だから、せっせと消毒してもあまり意味はないんだ。

「休憩時の換気」というのも、たとえば1時間の走行で、トイレ休憩として30分停車したとしても、走行している時間の方が長いだろうから、休憩時間だけ換気してもあまり意味がない。換気をいうのであれば、走行中も窓を開けろというのが対策だろう。ただし、寒い北海道で窓開放は、かなり辛いと思うが。

「軽食を含めた食事の禁止」というのも、飲まず食わずでバスに乗っていろというのかな。なんだかアホらしくなってくる。そこまでいうのなら、「旅行をするな」と禁止した方がよい。

当ブログで何度も書いているが、新型コロナは空気感染する。
空気感染するウイルスに、これまでの予防対策はほぼ役に立たない。

このツアーバスで起こったようなことが、通勤電車や通勤バスでも起こっていると考えた方がいい。そう考えれば、経路不明の感染者が多くなっている説明がつく。

いいかげん目を覚ませよ。
空気感染を前提とした対策を考えないと、感染拡大は止められないぞ。
それはなにかというと、第一に電車を止めることだ。人の移動を止める。そうなれば企業は、否応なく休業することになる。
第二は外出禁止令だ。法的に無理だというのなら、強い要請でもいい。従順な国民は従うだろう。
そして、その補償として給付金の再給付が必要になる。

問題は、どこまで本気でやるかどうかだね。

諌山 裕

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