マスクの種類による性能差を、富岳がシミュレーションした結果。
これを見ると、多くの人がしているウレタンマスクはNGだな。
ぜんぜん感染予防対策になっていないぞ。

人と会うときは不織布マスク 素材、形状で性能差 「富岳」分析 / SankeiBiz

マスクをしてせきをしたときのしぶきについて、ウレタンや布より不織布でできたマスクの方が飛散を防ぐ効果が高い傾向にあることが、理化学研究所が運用するスーパーコンピュータ「富岳」のシミュレーションで示された。

(中略)

研究チームはまず、それぞれの素材そのもののフィルター性能と通気性を実験で計測。そのデータをもとに、マスクの形状や人が装着した状態を再現したシミュレーションを富岳で行った。

その結果、不織布のマスクはウレタンや布より、飛沫(ひまつ)を外に漏らさない性能が高い一方、通気性が悪く、装着時に息がしづらい傾向があると分かった。布製のマスクは不織布やウレタンに比べて通気性が良く、性能もウレタンより良いものがあることが分かった。

理研チームリーダーで神戸大教授の坪倉誠氏は「ウレタン製はファッション性もあり、若い人もよくしているが、性能としてはあまりよくないことが分かった」と話した。

ウレタン製のマスクを着けてせきをした際のシミュレーション画像。飛沫のうち、黄色の点で示されているのは隙間から漏れた粒、青は素材を通り抜けて漏れた粒、赤は漏れずにマスク内や顔表面にとどまった粒を示す

富岳以前の実験でもわかっていたことだが、漏れまくり(^_^)b
まぁ、ほとんど意味がない飾りだね。
それでもマスクしてればいいって、いうのかな?

何度も書いてるが、マスクは種類を限定しなくちゃ役に立たない。
オシャレ優先のウレタンマスクはNG、都知事の布マスクもNG、見かけだけのフェイスシールドもNG、それをちゃんと明言しなきゃダメでしょ。

「徹底」というからには、サージカルマスクおよびN95マスクに限定すべき。

とはいえ、サージカルマスクでも防御率は7割程度なので、マスクをしていても3割は感染する。
富岳のシミュレーションは、飛沫の動き、空気の流れをシミュレーションしているのであって、感染の有無をシミュレーションしているわけではない。
そこは勘違いしないように。

せっかくこういう明確なシミュレーションをしているんだから、対策に活かしてほしいものだ。

諌山 裕

View Comments

  • 12月現在、都内でコロナ感染は毎日500件も(検査上)。
    大方、マスクは律儀にされていたかと思われます。

    これに対し。もう一年以上、マスクはしてませんが。
    非感染? まったく症状は出ていません。
    ただし、GoToなにがしには参加しないですし、外食もしていません。
    スーパーに買い出しに行っても、10分ほどで出ています。

    スパコンで計算するまでもない、てことかなと。

    • 私も、マスクはしていません。
      しかし、いまだに感染はしていません。
      これは確率の問題で、東京都の現在までの累計感染者数が41,860人。
      都民1500万人中の感染率は、0.279%にすぎません。
      感染してしまった人は、運が悪かったとしかいえませんね。
      マスコミも含めて、みんな分母の数を忘れています。
      感染確率0.279%は、交通事故に遭う確率よりも低いのです。

      ※1年間に交通事故で死傷する確率は0.528%

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