Appleの電子ブックストア「iBookstore」で日本語書籍の販売が開始された。
満を持して……というには、やや遅きに失した気もする。
先行するAmazonのkindleStoreについては、「売り上げの半分はアマゾン経由」という出版社もある。
音楽やアプリで、かなりのユーザーがいることから、電子ブックも一緒に買えるメリットは大きい。今後、どこまでシェアを伸ばせるかに注目したい。
iBookstoreについてのレビューを、ITmediaがさっそくやっていた。見た時点(2013年3月6日10時43分)では、まだ一部の画像のリンクが切れているが、そのうち修正されるだろう(笑)。
あなたに合った電子書店を見つけよう:これでもう迷わない、電子書店完全ガイド――iBookstore(速報版) (1/3) – ITmedia eBook USER
特集第11回目は、3月6日(その動きが確認されたのは3月5日)に日本語書籍の取り扱いを開始したばかりのApple「■□iBookstore■」をレビューします。iBookstoreは、iPhone/iPad用電子書籍アプリ「iBooks」の中にあるストア機能です。これまでも洋書の取り扱いはありましたが、今回満を持して日本語書籍の取り扱いが始まりました。
(中略)
ラインアップは充実しているか?
さて困ったことに、iTunes StoreでもiBookstoreでも、検索結果に件数が表示されません。困ってしまってワンワンワワン。
(注)ここの表現は執筆中だったようで、現在は書き換えられている。こっちの方がよかったよ(笑)
ということで、ラインナップ数がわからない仕組みになっているようだ。
そこで、強引に数えてみる(笑)。
どれだけあるのかな?……と思ったら、意外に少ない。
iTunesから、「iBookstoreは初めてですか?」のページを開くと、オススメ本の一覧が出てくるが、そこの右肩に「全てを見る」というリンクがある。
それを開けば、そのジャンルの全てが出てくる。
以下、横に10冊並ぶように横幅を調整してキャプチャした。
▼ピックアップ
▼フィクション/文学
▼マンガ
▼子ども向けブック
▼ライトノベル
▼ビジネス/マネー
▼無料ブック
101冊(重複込み)。ピックアップに出ていても、下のジャンルには出ていなかったりで、いくつか重複はあるが、約100冊というところ。
数はしょぼい(笑)。基本的にベストセラー本(売れ筋本)ばかりという印象。
……と、思いきや、まだあることに気がついた(^^;)。
▼検索で「マンガ」と入れてみると……
このようにトップページには出てこない本が出てきた。
また、「今月の新刊」を見ると……
▼フィクション/今月の新刊
……だんだん、わけわからなくなった(^^;)
本の分類がわかりづらくなっていて、一覧性に乏しい。
こっちにあって、あっちにないというのが混乱の元だな。ジャンルというより、価格帯やテーマ別に分けられているようで、探しにくい。各コーナーの冊数は10~50冊くらい。推計300~400冊くらいだと思われる。
いずれにしても、内容の充実はこれからだ。
ストアとしてのレイアウトや、探しやすさにも改善の余地があると思う。また、一部の「全てを見る」のリンクでエラーが発生していた。
まだまだ機能的にも、万全というわけではなさそうだ。