Twitterで流れてきたネタ。
板状にしたアルミホイルを両手に持って、頭を防御しているらしい人がいたという。おそらく、電磁波防御の意図なのかもしれないが……
気持ちはわからないでもないが、これでは電磁波防御にならないよ。
ここでいう電磁波は、スマホやWi-Fiの電波なのだろうけど、電波は360度、上からも下からも飛んでくるので、頭をぐるりと覆わないとシールドにはならない。
また、電波の周波数によってシールドの厚みが必要なので、薄いアルミホイルでは遮断できなかったりする。
そういう実験をした記事があった。2016年7月27日付けの記事。
アルミホイルの電波遮断能力ってスゴいな~! – ケータイ Watch
イロイロと試してみると、端末を包むアルミホイルに、僅かな隙間があっても電波圏内となって電話がかかってくるようです。「ふうぅぅぅ~ん、微妙な隙間でも電波が通っちゃうのか」などと、な~んか興味が沸き、「じゃあアレはどうなの?」と、アルミホイル以外の電波遮断能力がどうなのか知りたくなりました。そこで、イロイロ試してみることに。
スマホをぐるりと覆っても、電波は通るようなので、写真の彼女のような両サイドだけのアルミホイルでは、まったくの無意味だといえる。
やるとしたら、頭をすっぽりと覆う、ヘルメットのようなものでないと意味がない。
と、探したら、金属製の防弾ヘルメットというのがあった。
このヘルメットの方が、全体を覆うので、まだマシかも。ただし、下側は開放なので電波は通るのだが……。少なくとも、入射角を制限することにはなる可能性がある。
可視光線も電磁波なのだが、それは除外するとしても、電気を使う機器は電磁波発生源になっている。
以下の過去記事を参照されたし。
電車で「私は電磁波過敏症なんです」と叫んだ人
電磁波過敏症は心の病かもしれない
過去記事にも書いたが、電車内はスマホだけでなく電磁波発生源だらけなんだ。だから、電車に乗ること自体がリスクになってしまう。
スマホが通話可能な圏内であるということは、そこに電波が来ているということであり、街中に電波が飛び交っている。
防御するには、全身を覆う宇宙服タイプの防御服が必要だ。
それに近いものとして、消防士が着る防火服がある。
素材は「工業用アルミホイルと難燃性素材」ということで、電磁波防御の効果も期待できる。
これを着ていれば、たぶん大丈夫。
そこまで電磁波を気にするのなら、スマホの圏外で生活する方がいいと思う。ついでにいえば、テレビもラジオも受信できないような圏外じゃないと、万全ではない。
ただし、宇宙背景放射は宇宙から降り注ぐため、地下に潜らないと防げないので要注意。