今日は、「カチン」と来てしまう記事に遭遇する(^_^)b
 ある調査の結果を踏まえて、それをどう解釈するかという、解釈の仕方に首を傾げる。

「同棲の8割が結婚しない」の真相 – ネタりか

 仕事を終えて、家に帰れば彼女がいることが日常生活の1つになると、結婚というワクワクする未知の世界への魅力が半減してしまいます。さらに、同棲は男の方があらゆる面でラクができてしまうのです。家賃や食費をシェアするカップルであれば経済的な部分で非常に楽だし、彼女が世話好きであれば食事や洗濯なども当たり前のようにしてくれたり……。最初は感激していたことが、時がたつにつれて当たり前の行為になってしまい、次第に感謝の気持ちが薄まる危険性があります。

 う~む……
 この解釈をしている人の結婚観が、古い結婚観なのだというのがわかる。
 「同棲の8割が結婚しない」のがアンケートの結果だとしても、解釈の仕方はいろいろだろう。
 同棲してみて、結婚するほどの相手ではなかった……という判断だったともいえる。短い交際期間で結婚して、すぐに離婚してしまうよりは賢い選択ではないだろうか?
 そもそも結婚という形式にこだわる必要はなかろう。
 「結婚というワクワクする未知の世界への魅力」などという夢を抱いている人が、どれほどいるものなのか? もっと現実的な結婚観を持っていると思うのだが?
 また、「同棲は男の方があらゆる面でラクができてしまう」という発想も、どうかと思う。今どきの若者は、どっちかというと女性の方が強いくらいだから、男の方がラクできるとは思えないのだけど? 主導権は女性にあるというカップルも少なくないはず。

 前にも書いているが、私と妻は、結婚前に5年ほど同棲していた。
 私たちは結婚という形を求めていたのではなく、「一緒に生きていきたい」という現実的な選択をしたのだ。
 だから、私はプロポーズをしたのではなく、「オレと一緒の人生を生きていこう」というようなことを言った。「結婚しよう」と言ったのではなかった。
 同棲していた頃、私はラクをしていたわけではない。
 今でもそうだが、炊事、掃除、洗濯といった家事のほとんどは私がしている。彼女は料理が得意ではないというのもあるが、肌が敏感肌でガスコンロの火の熱や洗剤で肌が炎症を起こしてしまうから、台所仕事はできない。
 できないものはしょうがないから、私がやる。
 もともと料理は好きなのだ。家庭料理レベルだが、たいていのものは作れる。私は高校生の頃から、自分の弁当は自分で作って持って行っていた。
 今晩はなにを作ろうかと、いろいろと考えてはスーパーで材料を買って帰り、帰宅してから晩飯を作る毎日だ。
 まぁ、いわゆる「主夫」だ(^_^)。
 男は家事なんてしない……なんていう古い価値観は捨てて欲しいものだ。
 会社にいる若い人たちに話を聞くと、女の子は料理は苦手という人が多いが、逆に男の子は自炊しているという人が多かったりする。
 女性だから料理が得意なんていうのは、昭和時代の話だと思うよ。

【追記】2012/07/18
 私たちの結婚は、役所に婚姻届を提出しただけ。
 いわゆる結婚式はしていない。
 だから、実質ゼロ円の結婚だ(^_^)
 結婚するのに、金はかからないんだよ……ということ。
 同棲時代と結婚後で、生活はなにも変わらないし、二人の関係も変わらない。
 ただ、彼女の姓が私の姓になっただけ。
 彼女は、私の姓で名前を呼ばれるようになったことが、うれしかったそうだ。

諌山 裕

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