WHOが新型コロナに対して、パンデミックを宣言したが、いまさら感が強い。後追いで追認しているだけでもある。
そもそもWHOはなんのための機関なのか?……と問いたくなる。
2009年のH1N1インフルエンザの二の舞になる可能性もある。
とはいえ、現時点では悲観的な予想をする人たちもいる。
最善でも死者数は日本13万人、世界1500万人。GDP損失は2.3兆ドル。米シンクタンク試算 | Business Insider Japan
米有数のシンクタンクであるブルッキングス研究所は3月2日、「COVID-19が世界のマクロ経済に及ぼす影響:7つのシナリオ」という報告書を発表した。
それによると、各国政府の対応が適切ではなく、1918−19年に流行したスペイン風邪と同程度の感染率という最悪のシナリオの場合、新型コロナウイルスで死亡する日本人は57万人、世界で6800万人という恐ろしい数字を出している。
死亡者の推定は以下のとおり。
- 日本:最善のシナリオ13万人、最悪のシナリオ57万人
- 中国:最善280万人、最悪1260万人
- アメリカ:最善24万人、最悪106万人
- 世界合計:最善1518万人、最悪6834万人
最悪の事態を想定することは必要ではあるのだが、日本での死者が13万〜57万人という数字は、絶望的に最悪の想定だ。
この想定が現実化するためには、毎日数百人単位で死亡者が出て、今後数ヶ月〜1年くらい病気が猛威を振るうことになる。
検査態勢が十分ではない状況とはいえ、季節性インフルエンザのように感染が蔓延しているようには思えない。
もし、この想定に近い事態になると、オリンピックどころではないし、日本経済はもとより世界経済も瓦解して、世界恐慌に陥ることは必至。
比較するのは適切ではないかもしれないが、東日本大震災以上の災害になる。
この最悪のシナリオを真に受けるなら、農業、工業、商業のほとんどが機能不全に陥り、日常生活は危機に瀕する。
物資の流通は滞り、生活必需品や食料の入手は困難となり、通勤・通学も困難になる。もはや、会社で呑気に仕事をしていられる状況ではなくなる……かもしれない。
マスクやトイペーの買いだめ問題なんていう些末なことではなくなり、生き残るためのサバイバルの始まりだ。
かつて、核戦争に備えてシェルターを庭に作ったなんて話があったが、それに匹敵するような緊急事態だともいえる。
じゃ、来たるべき最悪の事態に備えて、食料をはじめとして生活必需品を、半年〜1年分を備蓄するかね?
大げさかもしれないが、それが災害の備えではある。
東京は首都直下型地震の懸念もあるため、それに対する備えの意味も絡めて、備蓄を始めた方がいいかも。
予想の答え合わせは、1年後にはできるだろう。
果たして、世界はどうなっているか?
私やこのブログを読んでいるあなたは、生き残っているだろうか?