第3戦、エクアドル戦は、1-1のドロー。
結果、グループリーグ敗退。
中島がやっとゴールを決めて、波に乗るかと思ったが、その後は停滞。
疲れもあったのだろう。
ウルグアイ戦のような果敢な攻め上がりが少なかった。
2分1敗の成績は、前回の参加時よりは1つよかったとはいえ、勝てた試合を落としたのは残念としかいいようがない。
勝てば、もう1試合できたのに。それもブラジルと。
次の試合が見られないのが、ファンとしては物足りないんだよね。
何度となくいわれることだが、決定的なチャンスに点を取れないために勝てない。
チャンスを作っているのに、決められない。
じゃ、どうすりゃいいんだよ?……って話。
後半に投入された、上田と前田は、ふたりとも決められなかった。
そこを決めるのがFWの仕事だろうに……。
上田は、またも外してしまった。あれを決めていればヒーローだったのに。
アンダー世代だというのを差し引いても、これでは世界では勝ち上がれない。
W杯ベスト8の壁は、まだまだ遠い。
チリ戦、ウルグアイ戦のあとの選手インタビューで、対戦相手との差はあまり感じなかったとか、けっこうやれると感じた……という返答をした選手がいたが、そのわずかな差を埋められないから勝てないんだ。
あと半歩、あと数センチの差で、勝敗が決する。
あともう少しだから、その差を「けっこうやれる」と勘違いしているように思う。
追いつくだけではだめで、相手より上回らなくてはいけない。
5センチの差であれば、こっちは10センチ先に行く。
それができていないのが、日本代表の現状だ。
足元のテクニックがあると評価される日本人選手だが、シュートのテクニックに関してはかなり見劣りする。
加えて、長い距離のスプリントでも負けることが多い。そのためカウンターに弱い。
足が遅いというのは、筋力の問題でもある。
初歩的な問題だが、シュート練習が必要だね。
止まったボールを打つシュート練習ではなく、動きながらのシュート、難しい体勢からのシュートの練習だ。
せめて、枠に飛ばせよ。
枠に飛ばないシュートでは、シュート数にカウントはされてもあまり意味がない。
若手にはいい経験になっただろうか?
思い出作りにはなったかもしれない。
ただ、気がかりなのは、決定機を外しまくった上田だ。本人が一番悔しがっているとは思うが、決められなかったことがトラウマになることだってある。期待されていて期待に応えられないのは、かなりのプレッシャーになる。そのプレッシャーに潰されなければいいのだが……。
ともあれ、日本のコパ・アメリカは終了。
楽しみがなくなってしまった。