「ちょっとごぶさた~ナナちゃん動物病院デビュー」

ナナちゃん日記がちょっとごぶさたしてしまった。

仕事が忙しかったのと、別のWEB SITEの制作をしていたからだ。そのサイトは「NOVEL AIR」で、私の参加している小説サークルである。興味のある方は、そちらも覗いてほしい。

さて、日記はお休みしていても、ナナちゃんは相変わらずのやんちゃぶりを発揮し、撮った写真も350枚ほどある(^^;)。すべてがよく撮れているわけではなく、使える写真は1割以下だ。そのうち、私のページに掲載するのは、さらに1〜2割程度。

今回紹介するのは、やや日数が経ってしまったが、10月25日のものである。

ナナちゃんもすっかり猫家族の一員となり、それなりに地位を確保したようだ。子猫ゆえに、一番わがままを許されているわけだが、猫同士の間でも同様らしい。

ほかの猫たちと並んで写真に写ることも増え、すっかり馴染んできた。(→右は、ナナちゃんのおやつを狙っているシマ)

とはいえ、三男のシマはナナちゃんにとっても、ちょっと恐いお兄ちゃんのようだ。シマを相手にちょっかいを出すと、怒られることを覚えた。

シマは少々猫嫌い(笑)のところがあり、ほかの猫とじゃれあうのことをあまりしない。もっぱら私たち人間を相手に、甘えたり遊んだりする。そんなシマも子猫でうちに来たときには、年上猫たちに面倒を見てもらったのだ。いまでは自分は猫ではないと思っているのかもしれない。

(←左)こちらは、カフェお姉ちゃんと並んでいるところ。

カフェはナナちゃんの面倒を見るというほどのこともなく、遠巻きに接している感じだ。やんちゃなナナちゃんに、少々あきれているのかもしれない。それでも、おとなしくそばにいるだけだったら、このように接触することを許している。出産経験のないカフェなので、母性本能というのはあまりないのだろう。一方のナナちゃんは、お姉ちゃんを母親のように思っているらしいのだが……。

(→右)そして、もとはフード付き猫トイレだった、猫のねぐらに寝ていたナナちゃん。

じっさいには中は暗いのだが、三脚を据え、シャッタースピードを遅くして撮影した。じっと動かずに寝ていたから、撮れた写真である。

このねぐらは猫たちに人気で、場所の取りあいになる。いわば猫の個室となっているのだ。

(←左)これは29日の写真。

撮影は妻。カメラはもとより、メカに弱い妻なので、撮影してもミスが多く、使えるものは少ないのだが、その中ではうまく撮れていた(笑)

デジカメの一枚のメモリ(64MB)で、だいたい50〜80枚撮れるのだが、妻の撮ったものにはピンぼけやぶれた写真が多い。さかんにシャッターを切っているものの、あとで見てみると画面が真っ黒だったりまっ白だったり。

どうやら、使い方を間違っていたらしい(^^;)。ま、メモリは消せばいいので、フィルムを使うカメラのように、無駄な使い方にはならないのが幸いである。

妻のいう「かわいい」という感覚は、少々苦笑する。

たとえば、次の右の写真→

手が可愛いといって妻が撮ったものだ(^^;)。

猫の肉球がドアップで撮られいる。……まぁ、可愛いかといわれれば、ナナちゃんだから可愛いのだが(笑)。

そうそう、土曜日に動物病院にいった話を書いておこう。

うちの猫たちが、すべてお世話になっているのが「ナガワ動物病院」(TEL.03-3926-9911 東京都練馬区中村北1-9-12)である。若い先生たちのいる病院で、もう10年来のつきあいになり、ずいぶんと顔なじみとなっている。設備も整っていて、対応も親切だ。

ナナちゃんを連れていくと、

「猫ちゃんのお名前は?」女医さんに訊かれた。

「新入りです」

先生はクスクスと笑った。

「なるほど」といって、我が家の猫たちのカルテに、新しい猫の名前を書き加えていた。

いっしょに連れていったBチャンから、予防注射を始めた。Bチャンは病院が大嫌いなので、運搬用のキャリーからなかなか出てこない。出たら出たで、唸って怒り、牙をむく。以前、先生に噛みついてしまったことがあるので、診察する先生も慎重だ。

この日のBチャンもご機嫌斜めだった。威嚇する勢いあまって、私の手を噛んでくれた(笑)。まぁ、興奮しているときは見境ないので、しかたないことではある。噛まれた私の手は、ちょっと痛い程度でたいしたことはなかった。

いよいよナナちゃんの番となり、キャリーから出される。

おどおどしているナナちゃんだったが、初めての場所にキョロキョロソワソワ。診察する先生も、さすがに子猫は可愛いらしく、顔もほころんでいた。

うちに来る前に、ひととおりの検診はしてもらっていたので、これといった異常はなかった。やや耳の中が汚れていたために、先生に耳の中を掃除された。

注射も抵抗することなく受け、体重を量ってもらった。

1.1kgだった。軽い軽いと思いながらも、1kgは超えていた。たとえば、砂糖の一袋も1キロだが、生きている動物の1キロはずっと軽く感じる。それは生きていることの生命力からくる、重さの感覚の違いなのかもしれない。

こうして、ナナちゃんの動物病院デビューは、なにも問題なく終えた。

次回の注射は、12月始めということである。

撮った写真もたまっているので、次の日記では、もっと最近のナナちゃんを紹介したいと思う。

諌山 裕

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