私の書いているナナちゃん日記を、一番楽しみにしているのは、じつは妻なのである(笑)。
なにをどんなふうに書くのかが面白いらしい。トップページのNEWマークの色がピンクから変わると、
「まだ、次は書かないの? 色が黄色になったよ」などと催促されるのだ。
妻は私の書く小説の一番の読者でもあり、以前に書いた我が家の猫たちが登場人物である作品の、続編を期待していたりする。続編は、まぁ、いずれそのうち書くつもりではあるのだが……(汗)。基本的なストーリーのアイデアは考えてあり、タイトルを「黒猫、宇宙を横切る」という。いつ書けるかは、予定は未定ということで(笑)。
猫は動くものが好きだ。それが狩猟本能だからだが、狩りの仕方には個性がある。一撃必殺で狙いを定めて突進するタイプなのが、Bチャンとシマ。じっと待っていて、手の届くところに来たときに、バンッとヒットさせるのがアレフとカフェ。とりあえず闇雲に追いかけ回すのが、タマコとナナちゃん。
しかし、ナナちゃんはジャンプ力がまだないので、高いところに獲物があると見あげるだけになってしまう。
最近では尻尾と耳が自由に動くようになった。動くというのは、感情表現としての動作をするようになったということである。猫は耳を動かすことで、注意を払っているかどうかがわかる。顔はそっぽを向いていても、耳だけうしろに向けていれば「聞いてるよ」とサインを送っているのだ。
尻尾は犬と同様に、喜びや興奮を表現する。ただし、振り方は違う。ナナちゃんの尻尾も来たときは短かったのが少しずつ立派な尻尾になりつつあり、気持ちが尻尾にも出るようになった。
なにか夢でも見ているのか、両手を抱きかかえるようにして動かしていた。 ナナちゃんが寝ていると、部屋の中は静かだ。
騒がしくなると、ナナちゃんを中心にして、猫たちの運動会が始まる。妻がいうには、私が寝ているときも、猫たちは静かになるとのことだ。私が起きると猫たちも起きてきて、活動を始める。どうやら、私は猫たちの生活リズムの基本になっているらしい(汗)。
自宅で仕事をしている私は、ほとんどの時間を猫たちと過ごしているので、群れのボスだと思っているのだろう。生活が夜型だというのも、猫たちと合っているのかもしれない。
と、ただいまの時刻は、午前6時18分。
外は曇っているようだが、明るくなってきた。私は朝のニュース(テレビ朝日の“やじうま”)を見ると、寝ることになる。この日記は寝る前に書いているものなのである。