サッカーU23の惨敗後の関連記事が続いている。
主たる論調は、森保監督を解任するかどうかの賛否だ。
監督本人や協会の“上司”たちの発言は、抽象的だったり精神論だったりするため、説得力に欠け、将来についての建設的なビジョンが見えない。
サッカー記者や評論家、およびファンたちの論調として、解任と継続の割合は……
9:1 で、解任論が多いように思う。
U23の結果が惨敗だったことだけが理由ではなく、森保ジャパンのサッカーが面白くないのも背景としてある。
A代表は戦績としてそれなりの結果は出しているものの、大部分は格下のチームであり、格上相手には親善試合でのウルグアイに勝ったのみ。そのウルグアイとは、南米選手権で善戦はしたもののドローだった。
監督というのはチームの顔でありメッセンジャーでもある。
一挙手一投足、なにを発言するかでチームのイメージを形作る。
森保監督は、そのリーダーシップやチームマネージメントが貧相なのだと思う。
平たくいえば、期待感を感じさせる魅力が乏しいのだ。
解任派が大勢だとしても、じゃあ、代わりを誰にするのか?……というのが問題。
と、その候補としてザックが挙がってきた(^o^)
ザッケローニが電撃復帰で「森保一監督」3月解任危機 | Smart FLASH[光文社週刊誌]
そこで、協会内で囁かれているのが、意外な人物の復帰だ。
「じつは、2020年元日の天皇杯決勝に、ザッケローニ元日本代表監督が来場していた。それだけでなく、昨年12月のJ1リーグ最終節でも、横浜F・マリノス対FC東京の試合を観に来ていたんです。『彼と仲のよい田嶋会長が、“視察” を手配した』といわれています。
昨年まではUAEの代表監督を務めていたが、『UAEでは、ひどい目にあった。給料の遅配は当たり前だし、選手は規律を守らない。その点、日本はすべてが素晴らしい』と協会関係者に漏らすほど、現在も日本協会とは良好な関係。
前にもどっかで書いたように思うが、ザックの再登板はありだと思う。
ブラジル大会では結果は出せなかったが、ザックジャパンは面白いサッカーだった。監督としての手腕が特別優れていたとは思わないが、愛されるキャラクターだったことは間違いない。私たちはザックとともに夢を見たのだ。
歴代代表監督は、2つのタイプに分けられる。
理論派と情熱派だ。
理論派は、オフト、トルシエ、オシム、岡田、西野。
情熱派は、ジーコ、ザッケローニ、アギーレ、ハリルホジッチ。
W杯で結果を残したのは、理論派の方。
情熱派のジーコとザッケローニも、W杯本番前まではいい戦績を残していたが、本番で発揮できなかったという共通点があった。
森保監督は、どちらにも当てはまらない監督だ。そういう意味では先が読めないともいえる。
岡田氏は最初の代表監督ではW杯で惨敗したが、再登板で結果を出した。
ザックにも、再チャレンジのチャンスを与えてもいいのではないか?
ブラジルでの無念はあるだろうから、今度こそという気持ちはあると思う。ただし、問題としては年齢的なこと。現在66歳とのことで、2年後の2022年には68歳になる。オシム監督が就任したときが64〜65歳だから、それよりも上だ。
はたしてザックの復帰はあるのかどうか。
もし実現したら、話題性は高いね。