前日のエントリにも関係するが。
ソニーが新しいTabletを発表した。
米ソニー、タブレット「Tablet S」を9月発売 499ドルから – ITmedia ガジェット
米Sony Electronicsは8月31日、同社初のタブレット「Sony Tablet S」「同P」の発売時期を明らかにした。
Tablet Sは9月、Tablet Pは年内に米国で発売の予定。いずれもAndroidとNVIDIA Tegra 2プロセッサ、前面と背面にカメラを搭載し、動画の撮影も可能。microUSBとSDカードをサポートする。
う~む……、これが成功する要素を見つけられない。
後発の後発で、しかも目新しいものはあまりない。どう見たって、iPadありきの製品だ。
なぜ、Appleより先に、これを出せなかったか?
そこが問題。
ネーミングからして、新しさがない。
かつて「Walkman」という革新的な名前と製品を出したソニーは、どこに行ってしまったんだろう?
結局、根幹のOSとCPUはアメリカ製。
今から作るのは無理というか、遅すぎるからありものを使うしかない。
だが、よく考えてみてくれ。
プレイステーションで成功をおさめたのは、根幹のシステムとハードをソニーが握っていたからだ。ゲーム機もPS3以降は苦戦しているが、それでも心臓部はソニーの自前なのだ。そのことはわかっているだろうに、Tabletでは心臓を他社に依存してしまっている。
いっそのこと、PS3のシステムとハードでTabletを作るという大胆さがほしかった。
それがあったなら、「さすがソニー」という評価にもなっただろうに。
【追記1】
ソニーは2012年8月、後継機種の「Xperia Tablet S」を発表し、これまでの「Sony Tablet」のブランド名を改め、新モデルからはスマートフォンと共通のブランドを冠した「Xperia Tablet」になった。
【追記2】
2015年6月発売の、Xperia Z4 Tabletを最後に、ソニー製タブレットの新製品は発売されていない。