【食器・調理道具編・1】蒸かし用の鍋

 料理をする私は、使う食器や調理道具にも、ある程度のこだわりがある。
 といっても、高価なものが買えるわけではないので、お手頃な価格で、それなりに良いもの……という条件付きだ。

 最近買った調理道具で気に入っているのが、「蒸かし用の鍋」
 それが……

ジオ 蒸し器付鍋 28cm GEO-28E

ジオ・プロダクト 蒸し器付鍋 28cm GEO-28E
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 独特の形状が目を引くが、使い勝手が良い形にもなっている。
 蒸かし用の鍋は、うちにも以前からあったのだが、鍋の中に落としぶたを入れて、水を入れる部分と食材を乗せる部分を仕切る形式だった。
 これでも基本的な機能は満たせるものの、鍋の直径が小さかった(20センチくらい)ために、入れられる食材の量と数に限度があった。
 よく作るのが「蒸しパン」なのだが、こぶし大に丸めた団子が直径20センチくらいだと、膨らんだときの大きさを考慮して、4つくらいしか入らない。まとめて多く作るため、2度に分けて蒸さなくてはいけなかった。
 大きめの蒸し鍋が欲しかった。

 で、巡り会ったのが、この鍋。
 直径が28センチなので、一度に6~7個入る。
 また、鍋の素材が厚めなので、熱の伝導性と保温性もいいようで、蒸し上がりがよくなった。
 商品画像ではわかりにくいが、上下に分かれる構造になっていて、下は浅めの鍋としても使える。
 上の鍋は、底に蒸気が通る穴がたくさん空いている。これは単体では鍋として使えないが、水切りには使える。

 落としぶた式の蒸かし鍋だと、食材の重さで落としぶたがずれたりすることがあるが、GEO-28Eはしっかりとした構造なので心配はない。
 蓋も重みのあるものなので、蒸気で吹きこぼれたりもしない。
 蒸し鍋なら、コレ、とオススメできる。

 ジオ・プロダクト(製造会社はMIYACO)の鍋は、評判がいいらしいことを、あとになって知った。
 じつは、それとは知らず、もう15年くらい前から、同社の深型鍋を使っていた。ほかの鍋が劣化して買い換えたりしているのに、この鍋はまだまだ使える。
 耐久性も抜群だということだ。

諌山 裕

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