甲羅の幅が15〜20mmのカニで、干潟の水際に生息。
撮影地は、ふなばし三番瀬海浜公園。東京湾で東京に近くて、数少ない広い砂浜があるところ。
カニ目線で、低い位置で撮影した。
ここの干潟は人工的に作ったものとのことだが、私の田舎の海を思い出す。母方の祖父母の家、つまり母の実家が海の近くだったので、子どもの頃は、毎年夏になると、その海に行ったものだ。
美しい砂浜だった。
そんな思い出の海は、埋め立てられて工場地帯になってしまった。
高度成長時代に工業・経済優先で、海や森を潰して工場や住宅にした。
経済的に得たものと引き換えに、失った自然の代償は大きい。