「時間は止まらない」

なんか、このところ私のサイトへのアクセス数が増えてんだよね(^^;)

といっても、日に4〜5件だったのが、10件程度になったということだけど。

最近は試写会にも行ってないし、SFエッセイやレビューも更新が止まったままだ。小説にいたっては、まったく続きを書いてないし……。

唯一、この戯れ言日記は、たまに書いている。

日記は日々の出来事とか、悩みとか、疑問とか、気持ちを書くものだけど、人の日記はなぜか面白い。私自身も友人のサイトに行って、日記を読むのを楽しみにしている。彼(彼女)は、今日はどんな一日を過ごして、どんなことを考えていたんだろう?……という興味があるからだ。そして友人の近況を知る、一番の情報源でもある。

私の日記が人から見て面白いのかどうかはわからないが、来る人が途絶えないということは、それなりに興味を持ってくれているのだろうと、勝手に解釈している(^^)。

このところ私自身の問題について、なにかと書いている。それを読んだ友人から励ましやら心配のメールをもらったりしている。

このページを見ている人は、その後の経過がどうなっていくのか、気にしてくれているのかもしれない。

日記は書いた本人にとっても、先月は(あるいは去年は)どんなことがあって、どんなことを考えていたかという、記憶の補助の役割にもなっている。意外と忘れているもので、そうかそんなことがあったよな……などと自分の記憶をあらためて掘り起こしたりできる。

1年後にこのあたりの日記を読み返すとき、きっと違った想いでこの文章を読んでいることだろう。

諫山のサイトを開設して、1年が経った。

いろいろなことがあったし、いろいろなことを書いてきた。

戯れ言はもろ日記だが、レビューにしてもSFエッセイにしても、日記の延長線である。ただ、書くことのきっかけが違うだけである。

レビューでは試写会で見た、たくさんの映画について書いた。映画のレビューではあるが、見た作品は私の記憶の一部となり、人生の一部となっている。

「ナナちゃん成長日記」は中断しているが、ナナちゃんももう1歳になる。小さかったナナちゃんは、うちにいる猫たちの中でも、健康優良児として大きい部類に入るほどになった。それでも、一番年下の猫であるために、その行動は元気いっぱいで、ヤンチャ坊主だ。

1年という時間が過ぎてしまったのだ。

私も1年分の歳を取り、時間を過ごした。

脳細胞は1日10万個死ぬというが、3650万個死んで老化したことになる(^^)。脳全体では150億個の細胞があるから、まだ余裕ではあるが、そんな変化を自覚することはない。

時間は止まらない。

1年後の私は、どんなこと思って、なにを書いているだろうか?

諌山 裕

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