人の恋路、特に有名人のそれは興味の対象になる。
一種のモデルケースであり、フィクションではない恋愛ドラマでもあるから面白い。
有名人の熱愛や不倫が話題になるのは、コンテンツとして注目されるからだ。
それが皇室となれば、なおさらなのだろう。
日本では皇室というが、ヨーロッパでは王室だ。
古の時代の名残であり、王室はノスタルジックな物語要素を含んでいる。
王、あるいは女王は、伝統の物語の主人公であり、その子供たちは王子または王女であり、彼らも主人公たりえる。シンデレラストーリーがもてはやされるのは、人々がロマンティックな幻想を抱いているゆえだ。
映画、アニメ、マンガ、ゲーム、小説等で、王族の物語が好まれるのは、その存在そのものがファンタジーだからだ。
というわけで、眞子さまは日本のお姫様なのだ。
国民はお姫様のロマンスの行方に対して、ある種の願望を重ねている。
結婚すると皇族から離れるとはいえ、お姫様の相手は白馬の王子のような男性であって欲しいのだ。
当初、ルックス的には好感を持たれたが、過去問題を暴露されて化けの皮が剥がれてしまった。
猛反対の嵐が起こったが、それでも結婚の意思を固持されている。
それを一途な愛と評価する向きもあるが、実際には何年も直接会えていないのだから、遠距離恋愛状態。ネットを介して顔を見て話すことはできるだろうけど、画面越しではなかなか愛の実感は伝わりにくいものだ。
強行結婚するとの話も出ているが、そうまでして結婚したい理由は、ほんとうに「愛」ゆえなのだろうか?……と疑問にも思う。
その理由が別にあるとの記事。
小室圭さん緊急帰国へ!秋篠宮さまが最後に求められる眞子さまとの“鎮圧会見” | 週刊女性PRIME
「眞子さまは“早く窮屈な皇室を出たい”とお考えのようです。今回のように結婚するにも“国民からの祝福”が必要になったり、常にマスコミから注目される日々はそうとうなストレスになります。
当初はご両親と同じく、自由恋愛の末に小室さんとの結婚を夢見ていたのは間違いないでしょうが、今では“早く皇室を出て、自由な生活を送りたい”というお気持ちのほうが強いのだと思います」(秋篠宮家関係者)
真偽不明のリーク情報だし、噂レベルのようにも思うが、そういう思惑があるとしたら、なんとなく納得できる気がする。
結婚は自由になるための手段……ということなのかもしれない。
お相手の小室氏にとって、結婚のメリットなんなのだろう?
それについては、以下の記事がヒントになりそう。
【独自】小室圭さん、米大手事務所から断られていた 弁護士が語る“厳しい現実” (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
「小室圭さんの実力では無理だと思います」
こう話すのは、全米で「トップ100」と呼ばれる大手弁護士事務所(ビッグロー)のパートナー弁護士のA氏。専門は、海外企業同士のM&Aなど。米国を拠点に世界を飛び回り、収入も桁違い。この姿こそ、小室さんが思い描く将来でもあるようだ。
(中略)
「こう言っては何ですが、彼の経歴に目を見張るモノはありません。あるとすれば眞子さまのフィアンセという一点。それでも奨学金を取得できたり、JDへ編入したり、弁護士が出てきて仕事を探したり。知恵をつけている人がいるんでしょう」
(中略)
「詳しいことは申し上げられませんが、彼の『経歴書』を見る限り、とても“権威”が好きなんだと思います。M&Aも彼からすれば格好良く見えるんでしょうけど、実際は相当厳しい世界です。パートナー弁護士になるのは10年後くらい。それまで生き残っているのはわずかです。彼がそもそも弁護士という職業に向いているのか……。野心家だと思うので、ベンチャーのような起業家とかが向いているような気がします」
「“権威”が好き」
なるほど、それなら合点がいく。
皇族の女性と結婚すれば、権威というか肩書きがつく。「眞子さまのフィアンセ」というだけでも特別待遇を受けられているのだから、結婚すればそれ以上だろう。
ふたりが愛を育んでいれば、それはそれで喜ばしいことだが、仮に愛は名目であっても、互いに利害関係が一致しているので、結婚することで手に入れたいものが手に入るわけだ。
そこまで考えているとしたら、なかなか計算高い。
令和のプリンセス物語は、どういう結末になるのか、多くの人が注目していることだけは間違いない。