ダイエットは、男女を問わず大きな関心事のひとつだ。
ダイエット関連商品は多く、CMもよくみかける。
疾病等の特別な原因がない限り、必要以上に食べ過ぎるから太るわけで、摂取する量を減らせば太らないという単純な理屈。
しかし、その食事量をコントロールできない人が多い。
太っているかどうか、メタボかどうかの基準があり、基準値を超えると「太りぎみ」ということになる。
その基準値が変わるという。
食べる量、カロリ-よりBMIで 体格に合わせ新基準:朝日新聞デジタル
1日にとるべき食事の量を定めている食事摂取基準が、大きく変わる。厚生労働省は3日、朝昼晩で計2千キロカロリーなどとエネルギー量を決めていたのを改め、身長と体重から算出するBMIの目標を示し、それを維持できる量を薦める方針を決めた。
(中略)
これまでは30、40代で運動量が中くらいの女性は1日2千キロカロリー、18~49歳の同様の男性は2650キロカロリーが必要量とされていた
まだ具体的な基準値は定まっていないようだが、ゆるくなるらしい。
つまり、古い基準では「太りぎみ」だったのが、新しい基準では「普通」になる人が、少なからずいるということ。
▼現在のBMIによる判定基準
判定 | やせぎみ | 普通 | 太りぎみ | 太りすぎ |
BMI指数 | 20未満 | 20~24 未満 | 24~26.5 未満 | 26.5以上 |
▼新しい基準で目標とされるBMI
年齢 | 目標とするBMI |
18~49 | 18.5~24.9 |
50~59 | 20~24.9 |
70以上 | 21.5~24.9 |
前にも書いたが……
「18~49歳の同様の男性は2650キロカロリーが必要量」
……という2650キロカロリーは、18歳ならわからないでもないが、中年には多すぎだよ(笑)
新しい基準ではどうなるのかわからないが、40歳過ぎたら基礎代謝は落ちてるし、ハードなスポーツをする人も少ないから、2650キロカロリーも食ったら太るのは当たり前。デスクワーク中心の仕事だったら、こんなに必要ではない。
ゆるくなるとしたら、これよりも摂取量は多くなるんだろうか?
▼現在の1日の摂取カロリー指標
成人の摂取カロリー | 成人の摂取カロリーの解説
■ 男女別、年代別、労働別の摂取カロリーの目安
軽い デスクワーク、家にいる主婦など 中程度 立ち仕事や営業 やや重い 1日1時間程度運動する人、農業、漁業などのをしている人 重い 1日1~2時間激しい運動をする人。建設業・宅配業など 女性
軽い 中程度 やや重い 重い 20代 1800kcal 2000kcal 2400kcal 2800kcal 30代 1750kcal 2000kcal 2350kcal 2750kcal 40代 1700kcal 1950kcal 2300kcal 2700kcal 男性
軽い 中程度 やや重い 重い 20代 2250kcal 2550kcal 3050kcal 3550kcal 30代 2200kcal 2500kcal 3000kcal 3500kcal 40代 2150kcal 2400kcal 2900kcal 3400kcal
かくいう私は、基本的に1日1食で間食もしないため、1日で1000キロカロリーくらいしか食べていない。メニューによっては、1000キロカロリーよりも少ないときもある。
太ることはないが、かといって痩せることもない。現状維持である。
食品のカロリー計算をするときは、食材や料理からの概算でしかないが、2000キロカロリーを超えるメニューを見ると、
「こんなに食えば、太るのは当たり前」
と思ってしまう。
1日1食だと、もちろん腹は減る(笑)
普通に空腹になるが、かといってそれほど苦痛でもない。我慢できる範囲だ。
空腹で晩飯を食うから、飯がうまい。
また、空腹の方が集中力が高まったり、記憶力が向上するという。
1日3食きちんと食べろとか、朝飯を抜くのはよくないとかいわれるが、成長期の子どもならともかく、成人した大人で、エネルギーを必要とする肉体労働とかスポーツ選手でない限り、必ずしも1日3食は必要じゃないよ。
太りぎみ以上の人は、消費カロリーよりも摂取カロリーが多いってことだから、食べる量は減らすことだ。減らすときに、栄養のバランスが重要なのであって、単純に総量を減らせばいいわけでもない。
わが家では、食事は妻の分も含めて私が料理するので、栄養バランスは考えているさ(笑)
【補足】
食材のカロリー計算の概算には、以下のサイトがオススメ。
ぱくぱく献立くん/カロリー計算