ネット選挙運動という言葉だけが一人歩きしている感じだが、どれだけ有効な選挙運動になるのかは疑問。
未成年はネット選挙運動できないよ……という呼びかけをしているのだが……
「RT、ダメですよ」――ネット選挙運動、未成年者は禁止 総務省が注意呼びかけ – ITmedia ニュース
ネット選挙運動解禁でも未成年は選挙運動はできません──総務省は、満20歳未満のネットユーザーがネット上で選挙運動を行わないよう注意を呼び掛けるチラシを公開している。
あの~、Twitterやってる人の年齢はどうやって判別するのでしょう?(笑)
Facebookは実名が建前だけど、別に身分証の提示が必要なわけじゃないしね。年齢を確かめる術がない。
呼びかけするのはいいのだけど、ほとんど意味がない呼びかけだよね。
なんだか、ネットの現実と乖離した感覚。
ネット選挙運動は「ネット選挙」と略称される場合もあって、ネットから投票できると勘違いしている人もいるらしい。
「ネット選挙=自宅や外出先からネットで投票」は誤解! 当日に投票所へ行けない場合は期日前投票・不在者投票制度を活用しよう – ガジェット通信
「ネット選挙解禁」と言うフレーズから「自宅でも外出先でもインターネットから選挙の投票ができるようになる」というイメージが連想されるためか、各地の選挙管理委員会でも「PCやスマートフォンで投票する方法」の問い合わせが相次いでいるそうです。
「ネット選挙」という呼び方が紛らわしいんだよね。
お役人さんたちが好きな古風な表記方法で、「電磁的手段による選挙運動」とかにすればよかった。略しても「電磁選挙」だから、ネットで投票できるとは連想しにくかったかも。
選挙運動の範囲の定義も曖昧な気がする。
未成年者(満20歳未満)の選挙運動 -選挙ナビ – 選挙に役立つ情報サイト
すでに社会人であっても、未成年であれば選挙運動はできませんので、事務的な作業などを手伝ってもらうことになります。
事務所の電話を取ったり、お客様にお茶を出したり、コピーをとったり、宛名書きをしたりなどの単純な作業をしてもらうことは差し支えありませんが、選挙カーや後続車に乗って、手を振ったりすることはやめましょう。
事務所の仕事を手伝うことが、選挙運動にはあたらないというのも変な話だが、「RTボタンをクリックしただけ」の事務的な作業をしただけ、なんて屁理屈も成り立ちそうなのだが?
そのへん、どうなんですかね?
いずれにしても、ネット選挙運動は話題にはなってるけど、効果は限定的だろうね。おそらく、炎上騒ぎを起こす候補者は出てくるだろうし、そうなったときは「やらなきゃよかった」と後悔することになる。
ネット選挙が有利に働いて当選する人と、そうでない人の明暗が分かれる気がする。
ネット選挙はいいのだけど、選挙運動のあり方、投票の方法そのものを考え直した方がいい。
スマホから投票できるようになったら、本当の意味でネット選挙だね。投票率は上がりそうだし、投票率の低かった若者層の票を集める人が当選するようになるかもしれない。
そうなったら、少しは日本も変われるかな?