主婦が作る料理に対して文句を言う「料理警察」があるそうな。
ちょっと前に「ポテサラおじさん」が話題になったが、ほかにもあるあるの声が上がっているようだ。
ただ、自粛警察、マスク警察、料理警察と、警察が悪いイメージで使われているのは、真面目な警察官には気の毒ではある。
「市販の鍋つゆは使うな」“料理警察”はポテサラおじさんだけじゃない | 女子SPA!
スーパーの惣菜コーナーで子連れの女性がポテトサラダを買おうとしたら、突然見知らぬ高齢男性から「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」と言われた場面に遭遇した……。
Twitterへのそんな投稿をきっかけに、SNSではこの高齢男性の発言に多くの批判が集まっただけでなく「ポテトサラダを手作りするのがいかに大変か」という論争にまで発展。
(中略)
彼の好物だという鶏肉の水炊き鍋を、スーパーで買った市販の鍋つゆで作ったら、怒られたんです
(中略)
自分が作るときは、1日かけて鶏がらを煮出すところからちゃんとやっていた、って言うんです。鍋は具材を切って入れるだけなのだから、出汁くらいは市販に頼らないで、しっかりと作って欲しかったって。
(中略)
続いてはなんと、“料理警察”サイドからの声。独身でひとり暮らしをしている祐二さん(34歳男性・仮名)は、手料理を作ってくれる彼女に「クックパッドは使わないで」と言っているそう。
文句言うなら自分で作れ、というのは正論だよね。
彼女と彼が交代で料理をするならまだしも、彼女に丸投げするなら料理の仕方にいちいち文句をつけるなよ。食べられないような不味いものなら、文句をいうのもわかるが、あれは使うな、これはダメだの偉そうな物言いはカチンとくるものだ。
わが家の料理は、すべて私が作る(^o^)
これは妻と同棲していた恋人時代から変わらない。妻は料理が下手というより、できない。できない理由のひとつが、火が恐いというのがある。ガスコンロの火が熱くて近寄れないのだ。肌が弱いので、熱いスープのカップを持っただけで火傷してしまうほど。フライパンで油がはねようものなら、一目散に逃げる。
おまけに紫外線アレルギーなので、夏のカンカン照りの太陽の下に出るときは、日傘+帽子+日焼けどめクリーム+長袖という重装備が必要だ。
まぁ、そんなこともあって料理は私がするのだが、もともと料理は好きなのだ。高校生の頃は、自分の弁当は自分で作っていた。料理は母を手伝ったり見たりしていたから、自然と覚えた。東京に出てきてからはずっと自炊だったから、料理は苦にならない。
で、ポテトサラダだが、たしかに作るのは手間がかかる。
でも、私はわりとしょっちゅう作っている。惣菜として買ってくることもあるのだが、いまいち私の好みの味ではない。だから、自分で作る。
私は主夫でもあるわけだが、会社帰りにスーパーによって、食材を買い、帰宅してから晩飯を作る。妻の方が先に帰宅しているが、私が帰るまで晩飯はないのだ。
これは毎日のこと。それが苦痛だと思ったことはない。
市販の鍋つゆやクックパッドを使うな……というのなら、醤油やソースはどうなのだ?
醤油を自前で作れというのかな?
ソースも自分で作れと?
野菜は家庭菜園で作れと?……作ってる人もいるけど。
では、刺身を買っているおじさんがいたら、
「魚くらい、自分で釣ってくれば?」
と、いってあげよう(^o^)
私が小学生のころは、家族で釣りに行って、それが晩飯になったりした。
山芋を買っているおじさんがいたら、
「山芋くらい、山に採りに行けば?」
と、注意してあげよう。
実際、うちの親父はよく採りに行っていたよ。
鶏肉を買っているおじさんがいたら、
「鶏くらい、自宅で飼えば?」
と、お勧めしてあげよう。
昔、父方の祖父の家では、特別な祝い事があるときには、鶏小屋から数羽を絞めて調理していたよ。
米が食いたい?
ならば、田植えをしなさい。
パンが食べたい?
ならば、麦を植えて、実ったら粉を挽いて、自分で焼きなさい。
ラーメンが食べたい?
ならば、挽いた粉から麺を打ちなさい。
ポテサラも、材料を家庭菜園で作るとなると、数ヶ月がかりだね。
それをやる人もいるけど、その手間とコストをかけられないから、スーパーで買う。
生産工程を代行してもらうことで、私たちの生活は成り立っている。
クックパッドはよく使う。
料理のバリエーションに困ったときに。いろいろとヒントになる。
CookDoもよく使う。
できあいの料理のもとだが、時短で失敗がない。
料理で、グラム当たりのコストが一番かかるのは調味料だ。たまにしか使わない調味料は、それだけ買うのはもったいない。それだったら、使い切りのCookDoの方が安上がりだ。
料理警察な男性諸君は、文句を言うくらいなら、自分で作りなさい。
それができないなら、余計な口を出さないことだよ。