電子ブックの「黒船」と、期待とともに脅威になっていた、AmazonのKindleの発売が決定した。
いよいよ電子ブック、タブレットの戦国時代に突入といった感じだ。
ついに上陸:Amazon、Kindleシリーズの国内出荷を11月19日から開始 – 電子書籍情報が満載! eBook USER
何度も“上陸”をささやかれていた電子書籍リーダー「kindle」がついに日本にやってくる。Amazonは10月24日、kindleシリーズの日本向け予約販売を開始した。
(中略)
Kindleストアは10月25日からオープンし、日本語書籍5万冊をラインアップするとしている。
いきなり5万冊か(笑)
おそらく「楽天koboのような水増しはない」5万冊だと思われるので、実質的には一気に楽天koboを抜き去ることになりそうだ。
Amazonの告知ページには……
Amazon.co.jp: 通販 – ファッション、家電から食品まで【無料配送】
5万冊を超える日本語書籍の中に、オリコン週間ランキング入りしている書籍・文庫・漫画が最も多く揃っています―『光圀伝』、『ツナグ』や『テルマエ ロマエ』シリーズ、人気作家の大沢在昌、貴志祐介の本も取り揃えています。夏目漱石、太宰治、宮沢賢治をはじめとする文豪の名作など1万冊以上の日本語書籍も無料でお楽しみいただけます。もちろん、世界的ヒット作を含む英語・その他言語での書籍も140万冊以上ご提供します。
……とあるので、青空文庫の無料本も含まれているようだ。
それを差し引いても、3万点超の日本語電子ブックがあることになる。スタート時点としては順当なところだろう。
前にも書いたが、現時点で出版社が提供できる電子化済みの本は、総数でも6万~7万点くらいなので、どうがんばってもそれ以上にはならない。その半分くらいを取りそろえたのなら上出来だと思う。
どういう展開になっていくのか、楽しみである。