DAZ Studio 4をいろいろと使ってみる(37)

DAZ Studio 4をいろいろと使ってみる(36)の続き。

プラグスーツ(風)を作る【4】

DAZ Studioで作るプラグスーツも、だいぶ形になってきた。
今日の課題は「ブーツ」だった。

ブーツをカスタマイズする

改造のベースとしているSupersuitには、ブーツがついていない。
Supersuitを着せただけでは裸足の状態だ。
だからブーツを履かせなければならない。
靴、あるいはブーツのアイテムを探してみたが、使えそうなのは1つしかなかった。

それが「Boots and Belt for Supersuit」だ。
このアイテムは、もともとSupersuitのオプションアイテムだから、Supersuitの上に重ねて履かせるのにも都合がいい。
ブーツにはMale BootsFemale Bootsの2種類があるが、女性用のハイヒールではないので踵がフラットなMale Bootsの方を使う。

しかし、問題が1つあった。
このBoots and Belt for Supersuitのブーツには、テクスチャのテンプレートがない。したがって、透明部分を作って形状を変えたり、表面に図形を描くには、テンプレートがない状態から描き起こす必要がある。
そこでMAPを貼りつけるとどういう状態になるのかわかるように、以下のように色分けしたグリッドを3000×3000ピクセルで作った。

色分けグリッド

これをブーツに貼ると以下のようになる。

グリッドを貼ったブーツ

これを目安にしてMAPを描いていく。

なんだかんだと6時間くらいかかった(^^;)
少しずつ描いては部分レンダリングで確認しながら、50回くらい修正して、ようやく完成した。
できあがったMAPは以下のようになっている。

完成したブーツのMAP

上部の黒い部分は透明MAPになる領域で、これでブーツの上側をカットする。わかりやすいようにグリッドとともに見せている。
グリッドをはずして、ブーツに適用すると以下のようになる。

完成したブーツ

靴底(ソール)部分は、もともとあったブーツのソールをそのまま使っている。本当は靴底に赤い部分あるようなのだが、そこは割愛(^^)。

これでスーツそのものの基本形はできた。
仕上げとしてBump Mapで凸凹を加えていくが、とりあえず8割くらいは完成だ。

これでポーズをつけてみよう。
スーツの素材感をメタリックな感じのShaderを適用してみる。本来は車のボディのShaderだが、パラメーターを少し調整している。
完成形ではないが、Star Warsのストーム・トルーパーみたいになった。

メタルなプラグスーツ

頭の上のパーツ……名前はなんというのだろう?……仮にヘッドパッドというが、それと腕のリング(ブレスレット)は、Carraraで作ったもの。設定画では、ブレスレットはグローブの中に仕込まれているようだが、それは難しいので別のパーツとした。

残るはバックパックだ。
もうひとがんばり……

【つづく】

諌山 裕

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