埼玉大のドメインミスで情報漏洩の愚

 メールアドレスなどのタイプミスをする人は少なくない。
 一字違いでとんでもない事態になったりもする。良く使うメールアドレスは辞書登録すればいいのに、そういう発想すらなかったりする。
 ドメインのスペルミスだと、まったく違うところに送信される場合がある、という二ユース。

「gmail」ドメインを「gmai」と誤記、10カ月気付かず2000件超の情報漏えいか 埼玉大が「ドッペルゲンガー・ドメイン」の毒牙に – ITmedia NEWS

埼玉大学は11月21日、教員によるメールの転送ミスが原因で、個人情報2000件超が漏えいしていた可能性があると発表した。本来「@gmail.com」のドメインに送るはずだったメールを、約10カ月にわたって「@gmai.com」のアドレスに自動転送し続けていたという。

 いやはや、なんというか、初歩的すぎるミス。
 ネットリテラシーが言われるようになって久しいが、大学でこれが徹底されていないのに驚く。
 埼玉大、大丈夫か?

 そもそも論として、なぜgmailを使っているんだろう?
 埼玉大には、saitama-u.ac.jpという独自ドメインがあるではないか。
 その大学サイトを見てみて、またまた驚いた。
 Google検索で出てくるURLは……

http://www.saitama-u.ac.jp/

 おっと、httpsになってないぞ(^_^)b
 それ、セキュリティ的に危ないじゃないか。
 いちおう、httpsでもアクセス可能になっているようだが、httpからhttpsに転送する対処がされていないようだ。

 いろいろと残念な大学だね。
 教育現場として、問題ありなのでは?

諌山 裕

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