SNSを企業が利用するようになって久しいが、何度となく「ステマ問題」が発生する。
本来、SNSは個人間を結ぶネットワークだったのが、企業が宣伝媒体として利用するようになって、胡散臭い投稿が多くなった。
なぜ、ステマ問題は繰り返されるのか?
Twitterで見掛ける“一般人風”漫画紹介アカウント、実は電子書籍サイトのステマだった―― 運営会社「誤解を招く表現となってしまった」 / ねとらぼ
「なかむら@漫画厨(@nakamura_comic)」「なぎ@異世界に転生したい(@nagi_comics)」「えま@旬な漫画をつぶやくネコ(@ema_comics)」――こんな名前のアカウントがTwitterのタイムラインに流れてきたことはありませんか。
一般人を装い、オススメの漫画を紹介していたこれらのアカウント。しかし、実際は電子書籍サイトがプロモーション目的で運用していたものだったことが分かりました。いわゆる「ステマ(ステルスマーケティング)」に該当するのではとネットでは指摘されており、運営会社は2月20日、編集部の取材に対し「誤解を招く表現となってしまったこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
問題の投稿がステマかどうかは置いといて……
これらの宣伝投稿をするにあたって、「Renta!」の公式アカウントを使わなかった理由はなんなのか?
その理由を聞きたい。
普通に公式アカウントを使えば、誤解されることはなくステマだとクレームをつけられることもなかった。
正体を隠して、一般人を装って投稿する方が効果的……と考えた結果の行動だったのだろう。
それは誤解でも何でもなくて、意図的であり、悪意はないまでも計画的だったはず。
言葉の使い方としては誤用だが、「確信犯」である。
Renta!の宣伝部(があるかどうかは知らないが)は、プロモーションをするにあたって、どんなプロモをするかアイデアを考えたことだろう。
その中のひとつに、偽装のアカウントを作り、そこで口コミ紹介風に宣伝するのがいいと、ゴーサインを出した。
そこにRenta!の名前は出さないことも意図的だったはず。
そうすることにメリットがあると判断したのだ。
その一連の思考と行動に、関係者は誰も疑問を持たなかったことが、絶望的にコンプライアンスや想像力が欠けている。
この方法が通用して、宣伝効果が上がり、営業としても有効に働くと算段したわけだ。
誰ひとりとして、「これはマズイんじゃないか?」と気がつかなかったことが問題だ。
昨今のステマ問題のことを見聞きしていれば、自分たちのやっていることがグレーゾーンであることはわかったのではないか。
その情報すら知らなかったとしたら、お粗末としかいいようがない。
というより、知っていてあえてグレーゾーンでもやる価値があると考えた……ということかな。
Twitterは広告であふれるようになったが、それらの広告効果はどれほどなのだろう?
ステマによる広告効果はどれほどなのだろう?
「ステマは効果的」という実例があるから、ステマをあえて採用しているわけだよね?
表向きの言い訳ではなく、本音が聞きたい(^^)。
「ステマの旨み」というのを。