新型コロナウイルスの話題が絶えない。
感染が徐々に広がり、マスクやアルコール消毒液の品切れが起こったりしている。
消毒はまだしも、一般的なマスクをつけるだけでは感染の予防にはならない。
「マスクに予防効果はない」と明言した方がいいのだが、つけてればいいというマスク信仰は根強い。
関連記事→ マスクはウイルス感染予防にはならない
マスクは感染者が飛沫を飛ばさない効果は期待できるものの、それも限定的。
というのも、1秒たりともマスクを外さないわけではなく、水を飲んだり食事をするときには外さなくてはならないので、そのときに咳をすればアウト。また、マスクをしていて咳をすれば、直撃は避けられるかもしれないが、マスクの隙間から漏れ出る可能性も否定できないので、完璧ではない。
それでも予防のためのウイルス対策をしたいのであれば、次のような装備を提案しよう。
一般的に市販されているマスクは、ペラの布または紙製のもので、マスクの端に隙間があるものが多い。鼻梁の部分の隙間を埋めるために、硬めの骨を入れて変形できるものもあるが、頬の側の隙間は空いていたりする。
マスクは密閉度の高いものでなければ意味がない。
また、マスクの通る微粒子をどれだけフィルターできるかも重要。
どのくらいの粒子を防げばいいのかの分かりやすい例が以下。
▼「不織布マスクの 性能と使用時の注意」より
アメリカのマスク規格では、N95が0.3㎛以上を95%捕集できるものとなっている。日本の規格では、防塵マスク規格DS2〜DS3が相当する。
インフルエンザは空気感染するとの説もあり、そうなるとN95マスクでもウイルスは防げないことになる。医療用としてはN95マスクを使われているようで、飛沫だけでなく細菌までカバーできるためなのだろう。
マスク性能は高い方がいい。
ということで、N95マスクを用意する。
▼3M 防じんマスク 8233 DS3 5枚入 国家検定合格品 8233 DS3
……と、この2種類がオススメ。
飛沫感染を防ぐためには、マスクだけではダメで、目を覆うゴーグルも必須。
なぜなら、目に見えない飛沫が顔に降りかかれば、顔全体が暴露されるわけで、目を開けていれば目にも飛沫はかかる。そうすると、目に付着したウイルスを含む飛沫は、まばたきをすることで結膜に接触し、結膜から体内に侵入する。
それを防ぐためのゴーグルだ。
メガネでは隙間だらけで意味がない。
たとえば、こんなの。
▼YAMAMOTO(山本光学) 浮遊粉塵用セーフティゴグル
マスクだけではインフルエンザなどを防げないのは、目が無防備だからだ。
感染防止の可能性を高めたいのなら、ゴーグルをする必要がある。
スキーをするときはゴーグルをつけるが、街中でこういうゴーグルをしている人は皆無だよね(^_^)
予防したいなら、これをしなくちゃ。
電車のつり革や手摺りなどを握ることで、間接的な接触感染をすることがある。
そのため、手洗いをしましょうということなのだが、人は無意識に手で目をこすったり鼻をほじったり指を舐めたりする。
つまり、帰宅して手を洗っても手遅れなのだ。
ならば、手がウイルスに接触するのを防ぐしかない。
そのための手袋だ。
防寒用の手袋でもいいのだが、その手袋を毎日消毒するのは大変だ。
ならば使い捨ての手袋を使えばよい。
たとえば、こんなの。
▼使い捨て手袋 ニトリルグローブ
このグローブは、うちでも使っている。撮影で、指紋がつきやすいブツ撮りをするときに使うグローブとしてだ。また、洗い物で手が荒れるという妻にも使わせている。
長時間使っていると、けっこう蒸れるので、適度に交換する必要があるだろう。
この手袋をしていれば、ウイルスと接触しても、自宅の玄関のドアノブに触る前に脱着して捨てすれば、ウイルスを家の中に持ちこむ可能性をなくせる。
と、以上のように、
この3点セットであれば、最強のウイルス感染対策装備になる……はずだ(^_^)
装備した図は以下のようになる。
諸君の健闘を祈る。