立場が違えば、受け止め方も違う……という典型的な例。
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朝鮮日報よ!この社説は“風説”である
【PJニュース 09月08日】- 社説とは新聞社等がその社の責任ある意見および主張として載せる論説である。翻って風説とは世間にひろまっているうわさの事である。さて、韓国で最有力紙と評される朝鮮日報の社説「堂々と核武装を語り始めた日本」を拝読させて頂いたが、堂々と“風説”を語り始めるとは何たる論説だ。朝鮮日報の日本に対する記事は、いつも見てもおぼつかない。
朝鮮日報の社説も、この記事を読む前に読んでいた。
それで感じたのは、韓国のメディアといえども、日本に対する相当な嫌悪感やアレルギーがあるのだと思った。
本来、ジャーナリストは冷静で客観的であるべきだが、そもそも客観性とは幻想に過ぎない。立場、国家・社会的背景、思想背景に左右されるのが人間だからだ。この社説が韓国での客観性の代弁であるなら、それもまた実態なのだろう。
日本が核武装するかどうかといえば、自前で持つまでもなく、アメリカ軍が持ち込んでいるわけだから、すでに核は存在している。どんなに日本政府が否定しても、アメリカ海軍が積んである核を、わざわざ降ろしてから日本に入港するわけがない。
私たちは戦争を知らない世代だ。
過去に日本がアジアに対して行った愚行は、歴史として知っているだけだ。
政府の要人が何度となく謝罪(曖昧ではあるが)と、戦争責任について触れてきた。しかし、靖国問題で毎度の非難を浴びる。それは首相の愚かさでもあるが、韓国や中国は非難する対象があることで、自国の結束を高めていることも事実だろう。
また、国家間の交渉を有利にする口実にもなっている。
非難する一方で、ODA(official development assistance 政府開発援助)は、したたかに受け取っているのだ。
日本が嫌いで非難するのであれば「援助なんか受け取らない」……というのが、筋ではないだろうか? そもそも、韓国にしろ、中国にしろ、もう援助に頼らず自立してもいいように思うのだが。
文句はいうが、金は受け取る、という姿勢に、疑問を感じる。
国家としての責任があることは認識しているが、私から見れば祖父の時代に起こした戦争責任を問われていることになる。極論だが、祖父が犯した殺人の罪を、孫が償っている構図だ。
犯罪者の子供は、やはり犯罪者なのだろうか?
解せない気もするが、それが国家なんだろう。