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 ダイエットは、男女を問わず関心事であり、ダイエット関連の商品は多い。しかし、運動や食事などのダイエットでは、長続きしなかったり、リバウンドしたりで成功する人も少ない。そのため、次から次にダイエット法や商品が話題になり、ちょっとしたブームになる。
 医学的に痩せる薬……つまり、「痩せ薬」は直接的かつ効果的な薬はないとされている。巷に出回っている痩せ薬といわれるものは、食欲を低下させたり、脂肪を吸着して排出したり、食事の代替として低カロリーのものを摂取したりといった間接的な効果を狙ったものだ。
 メタボを誘引する遺伝子が発見され、遺伝子レベルで痩せられる(かもしれない)研究成果についてのニュース。

働かないとメタボ、脂肪蓄積調整する遺伝子発見 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 脂肪の蓄積を体内で調整することに関わっている遺伝子をマウスの実験で発見したと、大阪大の審良(あきら)静男教授(免疫学)らの研究グループが21日、英科学誌ネイチャー電子版で発表した。

 この遺伝子が働かないマウスは、人間で言う「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の症状を示した。メタボを改善する薬剤の開発などに生かせる可能性があるとしている。

 これは朗報かもね。
 とはいえ、副作用のない薬はほぼ皆無なので、人間に応用できる臨床試験ができるまでにはまだまだ年月がかかりそうだ。
 もし、これが商品化されたら、大ヒット商品になること間違いなしだ。メタボや肥満は、先進国の持病みたいなものだからだ。
 バイアグラ以来のヒット商品、いやそれ以上の待望の薬になる。

 まぁ、質素な食事と健康的な運動をしていれば、縁のない話ではある。だが、歳を取ればいやおうなく基礎代謝が落ちるから、体型を維持するのはなかなか難しい。
 太りすぎがよくないことは明白だが、痩せているよりも、ちょっと太っているくらいの方が寿命は長くなる……という統計データもあった。
 いずれにしても、まるまると太った自分の姿など、見たくないものだ(笑)。

諌山 裕

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