インフルエンザが大流行している。
というのだが、あまり実感はない。
私は、成人してからこっち、インフルエンザにかかったことがない。
過去記事でもたびたび取り上げてきたインフルエンザだが、最近になって、やっと「うがい」が予防法から外れた。
インフルエンザ患者、過去最多に 複数の型が流行:朝日新聞デジタル
厚生労働省は26日、最新の1週間(15~21日)のインフルエンザの患者数が全国約5千カ所の定点1医療機関あたり51・93人だったと発表した。警報レベルの30人を大きく上回り、調査を始めた1999年以降で過去最多となった。
(中略)
厚労省は手洗いやマスクの着用など対策の徹底を呼びかけている。
かつての予防法4点セットは、マスク、うがい、手洗い、予防接種だった。
うがいが無意味なのは、さんざん書いてきたが、昨年あたりから、医師が効果はないと明言するようになった。
マスクについても、予防効果がないことはいわれはじめている。マスクが有効なのは、感染者が咳をしたときに飛沫の拡散を抑制するだけ。抑制であって、完全に封印することはできない。
予防のためにマスクをしているのは、アホである。
前にも書いたことだが、飛沫感染を防御するためには、口と鼻を完全に密封するような重装備のマスクで、さらに目にはゴーグルを装着しなくてはいけない。目が露出していれば、目に見えない飛沫は眼球にも付着し、そこからウイルスは侵入できてしまう。
予防接種は、「予防」とついているから誤解されるのだが、感染を防ぐのではなく、重症化を緩和するのが主目的。予防接種をしていれば、インフルエンザにかからないと誤解している人は多い。
今シーズンは、3種類のウイルスが流行しているとのことなので、ワクチンも3種類打たないと効果は限定的。
そして、手洗いだが、これも予防効果としてはあまり意味がない。
手洗いが推奨される理由は、ウイルスが付着しているかもしれない電車の吊革や手摺りなどに触れた手で、目をこすったり鼻や口をぬぐったりすることで、間接的にウイルスが侵入するのを防ぐためだ。
だが、自分の行動を注意深く観察してみるといい。
手で、顔の各所を触れる動作というのは、多くの場合、無意識にやっている。手洗いするまで、ぜったいに顔には触らないぞ!……と、思っていても、無意識に触ってしまうものなのだ。
だから、手洗いは意味がない。帰宅して手洗いする前に、すでに鼻をほじったり、指を舐めたりしている可能性が高いのだ。
そこで、私が提唱しているのは「手袋をしろ」ということだ。
手袋をした手で、鼻はほじれないし、手袋をした手を舐めることはしないだろう。手袋は、薄めのものより厚めのものがいい。厚い手袋だと、指先の自由度が制限されるので、目、口、鼻に、なにかをすることが難しくなるからだ。
スマホを使いたい人は、スマホを操作できる手袋もある。飛沫が漂っているとすれば、スマホの画面に付着する可能性もあることをお忘れなく。
そして、帰宅したら、手袋は煮沸消毒などをして殺菌する。手洗いするよりも手袋の方が、ウイルスに触れないためには効果的だ。
インフルエンザを発症していないのに、マスクをしているのはアホ。もしくは、顔を隠したいヤツ。
感染リスクを多少なりとも避けたいのなら、手袋をしよう!(^_^)