Categories: 小説日記とか

小説家も甘く見られたものだ

 欽ちゃん(萩本欽一)似の村上氏の発言に、カチンときた。
 ……と、いつも欽ちゃんに似てるなーと思っていたのだが、記事の上ではそういう指摘を見たことがなかったな。
村上容疑者、セレブ小説家に転身?

リップサービスか、それとも本音か。村上容疑者は会見で、引退後の“本当の夢”を明かした。「今後、何をするか分からないが、小説でも書くか」?。ファンドの世界から足を洗っても、これまでの経験を生かし、企業の資産運用アドバイザーなどに就くのが現実的な選択。だが、突然、大いなる夢を披露。その瞬間、張り詰めていた表情も緩んだ。

 小説家って、そんなに甘いものかよ?
 なんか、簡単にテキトーにできるみたいな感じだが、小説家を目指している人からすれば、腹立たしいことだろう。
 逮捕されても有名人だから、話題性ということで出版も容易なんだろうね。
 売れてなんぼの世界だから、作品の出来が良いとか悪いとかは二の次でもいい。
 「プロの世界は厳しい」
 というのは、小説でもスポーツでも絵画でも同じはず。
 だが、その厳しい世界でも、プロになれる抜け道がある。
 それが有名人であることや、盗作なのだ。ただ、スポーツの場合には、誤魔化しはできにくいが。
 一般的に「プロフェッショナル」という場合、技術や質の高さがアマチュアとは違うという意味合いだが、「売れる」という経済的な側面もある。
 新人賞を取った作家でも、売れないプロは、けっこう多いんだけどね。

諌山 裕

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