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太陽系の境界…ターミネーション・ショック

NASA、「太陽系の境界」へ探査機打ち上げ 写真1枚 ファッション ニュースならMODE PRESS powered by AFPBB News

【10月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は19日、「太陽系の境界」を研究するため、地球の軌道をはるかに越えて進む探査ロケットを打ち上げる。

 NASAの探査機IBEX(Interstellar Boundary Explorer)は、2年間のミッションで、謎に満ちた太陽系の境界の写真を撮影し、地図を作成する。

 IBEXは、星間空間と太陽系が接する太陽系の境界の写真撮影と初の地図作成のため、さまざまな機器を搭載している。

 太陽系の境界を探査するロケットを打ち上げるという。探査期間は2年……ということは、境界に辿り着くのではなく、惑星間を航行しつつ外縁を探査するということだろう。2年では太陽系の境界、別名「ターミネーション・ショック(末端衝撃波面)」には到達できないからだ。
 過去に太陽系外に向かった、パイオニアとボイジャーが30年ほどかけて、ようやく到達した距離である。

 太陽系の境界の先には、恒星間の荒海がある。
 境界を維持しているのは、太陽から吹く太陽風だ。太陽活動が弱まると太陽圏も縮小し、太陽圏外からの影響も増すという。そのことが地球環境にも影響するとの説もある。生物の大量絶滅の原因とされることもある。
 遠い宇宙の話ではあるが、けっこう身近な問題でもあるのだ。

諌山 裕

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