うちでは、最近40インチ液晶のフルスペック・ハイビジョン・テレビを購入した。
この話題を書こうと思いつつ、機会を逃していた(^_^)
テレビがハイビジョンになったので、HDDレコーダーも、ハイビジョン録画ができるものにした。ただし、ブルーレイではないので、HDDに録画できるだけハイビジョン画質である。つまり、見るだけなら、これでもいいわけだ。
ハイビジョン画質を一度見てしまうと、旧来のアナログ画質では、もう見るのが辛くなってしまった。アナログでは、画面が荒く、輪郭がぶれ、細かいところが見えない。
もやのかかったような画面が、ハイビジョンだとクリアでスッキリする。
大画面ということもあって、この差は想像以上に大きい。
そのハイビジョン画質で録画するために、HDDレコーダーは1TBの大容量を買った。
録画したものは、もっぱら見るだけで、見てしまえば消してしまう。
アニメが大部分なのだが、放送時間が深夜だったりするので、録画しておいて週末にまとめて見ているのだ。
だが、中には消さずに残しておきたい作品がある。
現状ではブルーレイがないので、HDDの中に残してある。しかし、それにも限りがある。いずれは、外にはき出さなくてはディスク容量が足りなくなってしまう。
ここで問題が発生する。
外にはき出すには、コピーワンスがかかっているので、HDDのデータは消えてしまう。しかも、ブルーレイではないので、ハイビジョン画質を維持できない。せっかくのクリアな画質を、わざわざ荒い画質に落としてDVDに残すのでは意味がない。そのうち、ブルーレイを買いたいとは思っているが、すぐというわけにはいかない。
そんなことに関連して、以下の記事。
「コピーワンス」による本当の機会損失とは?デジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS
地上デジタル放送を録画する際に1回しかコピーできない「コピーワンス」という自主規制が悪の権化のようにいわれ久しいが、ついに緩和する方向で動き出すようだ。しかし私には、コピーワンスの規制緩和というのが、どうも規制緩和するべき軸を見誤りそうな議論に思えてならない。
(中略)
コピーが1回でも10回でも、関係者全員が納得できる公式を経済性も踏まえたうえで導き出すのはきわめて困難だ。それよりも「なぜ録画をしようとするのか」という点にもっと着目するべきだろう。それは「不安だから」である。何となく手に入らなくなりそうな気がするからである。だとすれば再放送、多チャンネル、VODなどで視聴機会を最大化して、録画という行為の意味をなくしていくことが権利者、放送局、メーカー、視聴者全員のメリットになるはずだ。
「なぜ録画をしようとするのか」……ということに関しては、見る時間がないからだ。放送される時間が見られる時間とは限らないというか、ほとんどの場合、放送をリアルタイムで見ることはない。リアルタイムで見るのは、サッカー中継(日本代表戦)くらいだ。
録画にも、見るためだけの録画と、残しておきたいための録画がある。
コピーワンスで保護・規制しようとしてるのは、残しておくための録画についてだ。
DVDやブルーレイに録画して、残しておきたい作品というのは、気に入った作品であり、消してしまうには惜しい作品だ。つまり、いい作品、優れた作品ということもできるだろう。
残したからといって、何度も見るかというと、けっしてそういうことはない。
取っておきたい……というよりは、消してしまいたくない、という意識の方が強い。
それは読んだ本を、捨てられないのと同じだ。再読することはほとんどないが、一度読んで感動した本は、本棚にしまって、残しておきたい……捨てられないのだ。それがそこにある……ということで、安心する。
映像作品も、基本的に同じ事だと思う。少なくとも、私はそうだ。
現状、HDDの中に、消せない作品がたまりつつある。
それがあふれてしまわないうちに、ブルーレイを購入したいと思っているのだが……。まだまだハードもメディアも高いんだよね。