毛皮の服は、言い換えれば、動物の死骸の服。
それを喜んで着る人たちがいるのには驚く。

革製のカバンや靴も同等なのだが、考えてみると気持ち悪いものだ。
それが犬・猫となると、身近であるだけに、よけいに眉をひそめてしまう。

CNN.co.jp : 犬、猫の毛皮禁輸の法案を可決、EUの欧州議会 ? – ビジネス

フランス・ストラスブール――欧州連合(EU)の欧州議会は19日、犬、猫の毛皮を使った製品の域内への輸入を禁止する法案を賛成多数で可決した。EU加盟の各国政府の承認が必要。2009年の発効を目指している。

欧州委員会は、これら毛皮が異なる種類の毛皮との不当表示で一部の衣類、アクセサリーやおもちゃに使用されているとして禁輸を勧告していた。EU域内に輸出された犬、猫の毛皮の量は不明。中国が大手の輸出国となっている。

欧州議会の法案では、犬などの毛皮輸入は教育目的、はく製術での使途などに限り認められる。

動物保護団体などは、毛皮目的で殺される犬、猫は世界規模で毎年約200万匹と推定。中国では毎日、推定5400匹が犠牲になっているとしている。

中国は、粗悪品やコピー商品、食品の安全性で問題になっているが、その経済発展も自分で自分の首を絞めて、失速するのではないだろうか?
それにしても、犬猫の毛皮の需要があることにも驚く。
どうやら、より高価な毛皮の模造品としてのようだが。

とはいえ、犬猫を無惨に殺しているのは、日本も同じ。目的が違うとはいえ、おぞましい現実ではある。

諌山 裕

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