高校野球の甲子園のグラウンドは、女人禁制らしい。
大分の女子マネが甲子園のグラウンドに 大会関係者慌てて制止/野球/デイリースポーツ online
第98回全国高校野球選手権大会の甲子園練習が2日、甲子園球場で行われ、大分の女子マネジャーがユニホームを着てグラウンドに立ち、大会関係者から制止される一幕があった。
大会規定では危険防止のため、グラウンドに立つのは男子のみと明記されている。甲子園練習も準じる形になるが、手引きには男女の明記がなく、ジャージーでの参加は禁止、ユニホーム着用とだけ書かれていた。そのため廣瀬茂部長は「私が勘違いしていました。彼女は一生懸命頑張ってきたので、グラウンドに立たせてあげようと思って…。本当に申し訳ありません」と女子マネジャー・首藤桃奈さん(3年)のユニホームを新調し、甲子園練習に練習補助員として参加させた。
練習のときくらい、女子マネがグラウンドに入ってもいいと思うのだが?
「大会規定では危険防止のため、グラウンドに立つのは男子のみと明記」というのも、意味不明だよね。
男子なら危険ではないという根拠は?
ようするに、女子は入れたくないというための、こじつけだね。
開会式のときは、各チームのプラカードを持つのが女子なのはなぜ?
転んだら危険だから、女子はだめだろう(笑)。
男子のみと徹底するのなら、プラカードも男子が持たなきゃいけない。
監督が女性の場合はどうなんだろう?
極めて少ないが、こんなニュースもあった。
東京電機大高逆転V!女性監督6年目の悲願/西東京 – 高校野球 : 日刊スポーツ
女性監督がドラマのような初勝利を飾った。第98回全国高校野球選手権(8月7日開幕、甲子園)西東京大会で、東京電機大高が明法に3-2でサヨナラ勝ちし、就任6年目の市川麻紀子監督(43)が悲願の初勝利を挙げた。
監督はグラウンドに出られないことになっているから、問題はないのかもしれない。地方大会では問題にされないが、実際に女性監督のチームが甲子園に出てきたらどうなるだろうか?
1996年から、女子マネも記録員としてベンチ入りできるようになっている。男子が記録員だったら、伝令などでグラウンドに上がっても問題視されないのだろうが、女子だからダメというのは差別だよね。
夏の甲子園は朝日新聞と日本高等学校野球連盟が主催しているから、「女子はグラウンドNG」というのは、朝日新聞も容認していることになる。男女平等とか人権とか、なにかと口うるさい朝日新聞が、これについてはなにもいわないのはどうしたことか?
たしか高校野球は「教育」の一貫だったよね。
「甲子園は男女平等の対象外」というのが、教育なのかな?
選手としてはプレーできなくても、甲子園に立ちたいという女子マネの夢を、「女子だから」という理由で拒絶するとは、なんとも立派な教育だ。
ちなみに、このニュースとなったチームの出身地の大分県は、私の故郷だ。
同郷だからというのもあるが、少々カチンときたのも正直なところ。
大分県代表は、かつて優勝経験のある高校もあったが、最近はあまり活躍できていない。勝てればラッキーだが、とにかく甲子園を楽しんでほしいと思う。