もうすぐ、4年目の3.11を迎えようとしているが、次なる巨大地震が迫っていると警告する研究者達がいる。
いずれ関東に大地震が来るだろうことは、昔からいわれてきたことではあるが、それが間近に迫っているのかもしれない。
これはこの国の宿命なのか 3・11直前と似てきた 多くの専門家が心配する 巨大地震がまた来るかもしれない | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
お気づきだろうか。不気味な余震、地下水温の上昇、深海生物の大量発生……東日本大震災の直前と同じような異変が増えている。われわれの国は、巨大地震から逃れることはできないのだろうか。
(中略)
この研究を行った筑波大学准教授のボグダン・エネスク氏が語る。
「我々は、太平洋プレート上で起こる地震活動を’98年から調査してきました。東日本大震災が起きたことで、プレート境界に溜まっていた地震のエネルギーは一気に放出されました。
研究結果から推測すると、その地震エネルギーのレベルが、昨年9月までに震災前と同じレベルに戻ったと考えられるのです」
(中略)
「一方、南側の房総沖では大きな地震はこのところ起きていません。プレート境界の南側、つまり房総沖では地震エネルギーが発散されずに蓄積され続けているということ。ここで大きな地震が生じて、首都圏に被害が及ぶ可能性が高まっているのです」
房総沖はいまだに地震が起きていない「空白の地帯」。いますぐ巨大地震が起こってもおかしくない「もっとも危険なエリア」なのだ。
やや危機感をあおりすぎな記事ではあるが、あながち外れてもいない気はする。
オリンピックじゃあるまいし、4年おきは勘弁して欲しいものだが、3.11の記憶がまだ鮮明だとはいえ、復興の道を歩み始めたことで、少なからず危機感は薄れているように思う。
そこに追撃を食らうと、かなりやばいことになりそうだ。
地震活動や火山活動が活発になっている日本列島だが、これは日本に限ったことではなくて、世界的にも見られる傾向だ。つまり、地球全体で地球の内部が活動期に入っているといってもいい。
以下データ参照。
Earthquake Facts and Statistics Graphs
▼上記サイトのページをキャプチャ。「世界のM6以上の地震発生件数(1980~2012年)」
このデータを見ると、1980~1990年代よりも、2000年代に入ってからの方が、M6以上の地震発生件数が高止まりの傾向にある。ことに2011年は特に多かったことがうかがえる。
地球内部の活動が活発化する一因ではないかという説に、ダークマター説があるというのを過去記事で取り上げた。
真偽のほどは定かではないが、影響の範囲をここまで広げてしまうと、もはや現代科学ではお手上げ状態だ。
巨大地震について、過去ニュースをググってみると……
3月19日、19年ぶりに月が地球に最接近! 「地震や火山活動を引き起こす」という説も | ロケットニュース24
今日から10日後の3月19日、19年ぶりに月が地球に最接近する。その距離は約35万6577キロメートル。1992年以来の最短距離だ。このような月の接近は『スーパームーン(supermoon)』と呼ばれており、世界のアマチュア科学者たちの間では、「地震や火山活動を引き起こす恐れあり」と話題になっている。
最大規模の接近は19年ぶりだが、一般的なスーパームーン現象は1955年、1974年、1992年、そして2005年に起きたとされている。
2004年12月に発生したスマトラ島沖地震(マグニチュード9.3)は、2005年1月に観測されたスーパームーンの2週間前に発生。1974年12月に発生し、オーストラリアのダーウィンを襲った「トレーシー台風」も、スーパームーンの時期と重なっている。
……と、この記事は、2011年3月9日の配信なので、3.11の2日前だった!
スーパームーンとは「近地点の満月」のことだが、月が地球にもっとも近づくため、潮汐力が若干強く働く。それが引き金かどうかは意見の分かれるところだが、まったく無関係ともいえないようだ。
ちなみに、2015年の「近地点の満月」は9月28日、逆の「遠地点の満月」は3月6日となっている。遠地点とはいえ、潮汐力はいつもより強く働くので、3月6日は大潮になる。
大潮になる満月と新月のときは、要注意なのかもね。
二度目の関東大震災は、いつか来るとはいわれているが、それが迫っているとしたら「平成関東大震災」ということになるだろう。
そうなると、2020年の東京オリンピックで浮かれることもできなくなりそう。
生きてるうちに、そういう目には遭いたくないものだ。