「ウレタンマスクはNG」を決定づける実験の記事。
富岳のシミュレーションだけでは警鐘効果は少なかったようだが、実際の実験でこの結果が出たら、考え直すだろうか?
実験で新事実「ウレタンマスク」の本当のヤバさ | 新型コロナ、長期戦の混沌 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
クリーンルームの中で、喘息などの治療薬吸入器具として使われているネブライザーからヒトの出すエアロゾルを模したものを発生させて、それをそれぞれのマスク素材がどれくらい通すかを試しました。
──上図の「マスク別除去性能」がその結果ですね。衝撃でした。ウレタンマスクの素材である「ポリウレタン」は、5um(マイクロメートル)以下の粒子だと除去率1%以下。ほぼ効果がないことがわかります。
(中略)
それに、昨年12月に発表された富岳のシミュレーション結果でウレタンマスクは吐き出しも吸い込みもカット率が低かったのに、若者たちを中心にみなさんまだ使い続けています。ここに警鐘を鳴らしたいという考えはありました。
それはシミュレーションの計算結果として出された数値がまだ甘いからかもしれない。そうだとしたら、もしかしたらこれが、若者たちの間の感染が多い理由の1つになっているのかもしれない。それをあらためてほしい。今回の実験をするに及んだ2つ目の理由です。
そもそもマスクの性能を考えると、人々がマスクに期待することは、まず「自分がかからないこと」、要するに防御です。これがまったくダメとなると、どんな人だって少しは考え直すでしょう。
「ほぼ効果がない」
これには笑ってしまった。
つまり、予防策としては、ウレタンマスクはマスクなしと同じってことだ。
あるTV局の調査で、マスクの素材別の利用率を調べていたが、ウレタンマスク着用者は3〜4割になっていた。マスク着用率そのものは、99.9%くらいあるが、ウレタンマスクはマスクをしていないと同じということであれば、有効なマスク着用率は6〜7割となる。
布マスクも不織布マスクに比べれば効果は低いので、「感染対策の徹底」を呼びかけている小池都知事の布マスクは、「徹底」していることにならないと思うぞ。
まずは、自ら率先して最低でも不織布マスクにしないと説得力がない。
ようするに、「徹底」を呼びかけても、効果のないウレタンマスクが蔓延っているので、徹底になっていなかった……というオチだ。
感染が拡大したのは当然の結果ともいえる。
そういう検証をちゃんとしないと、今後の教訓にはならないと思うよ。
ウレタンマスクをしている人は……
「わたしは感染してもいいから、ウレタンマスクをしている」
……という意思表示なのかもしれない。
感染したくないのなら、ウレタンマスクはやめた方がいい。
ともあれ、マスクをすることの目的が、予防ではなく、誰かに後ろ指を指されたくない「同調圧力マスク」なのが実態なんだろう。
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いやいや、自衛策としては医療用マスク以外はあまり意味がなく、むしろ飛沫を他者に飛ばしにくくするために装着するということは当初から言われていたことで、もはや常識かと思います。自衛策であるなら、そもそもマスク警察など出てくるはずがありませんよね?
徹平さんへ。
最近のマスク関連の報道などを見てますか?
たしかに、当初は飛沫を飛ばさないため……つまり、排出側のためにマスクをするように促されました。
しかし、ここ最近、昨年の秋頃からですかね、自衛策つまり吸入側の予防策としてのマスクの取り上げ方になっていますよ。