iTunesには、歌詞を取り込む機能がある。
だが、その機能はあまり使われていないだろう。
「情報を見る」のメニューから入ると、歌詞のタブがある。そこの窓に、歌詞をテキスト入力すればいいことになっている。しかし、たくさんの楽曲の歌詞を、いちいち自分で入力するのは、大変な作業だ。
アルバムジャケットについては、iTunesで入手可能なものは自動でダウンロードしてくれるが、歌詞については対応していない。
私が買うCDは、iTunes storeにはないものが多いので、ジャケットはスキャナーで取り込んで貼り付けている。
音楽を聴いていて、ときに歌詞が気になることがある。
どういう歌詞なのか、聞き取れなかったりするからだ。
そこで、歌詞を自動でダウンロードするプラグインがないかと探してみると……
あるじゃないか(^_^)
「Lyrics Master」というのが、それ。
フリーソフトなのもありがたい。
Lyrics Masterは、iTunesとの連携ができるようになっているので、歌詞のダウンロードが半自動化できる。
対応している歌詞のダウンロードサイトも多いので、すべてのサイトにチェックマークを入れておけば、ヒット率も上がる。
作動させたときの画面は以下。
右のウインドウに歌詞が表示され、左のウインドウに検索結果が表示される。
歌詞を探したい楽曲を再生状態にして、Lyrics Masterを起動し、「検索」ボタンを押す。すると、ヒットした曲が左のウインドウにリストされる。タイトルが同じ楽曲、もしくは同じ単語が含まれる楽曲が並ぶので、該当するものを選ぶ。リスト内に、歌詞の冒頭が表示されるので、わかりやすくなっている。
「iTunesとの連携」と「連携設定モード」をチェックしていると、選択したものを確定すると、次の曲に自動的に移行し、検索を再開する。
あとは、そのくり返し。
たいていの曲は歌詞がヒットするが、ときにはヒットしない場合もある。タイトルにサブタイトルやバージョンコメントがついていたりすると、ヒットしないようだ。タイトルをシンプルにするとヒットする場合がある。それでもヒットしない場合は、ダウンロードサイトに歌詞が存在しないということになる。
なお、歌詞がヒットしない場合は、次の曲に移行する。
さて、歌詞のダウンロードはできたが、それを見るためには「情報を見る」で表示させないと見ることができない。
これでは面倒だし、面白くない。
簡単に表示する方法はないのか?……と探していて、見つけたのが、
「Jacket」というプラグイン。
これはMAC版しかないようなので、Windowsユーザーにはゴメン(^_^;
表示するとこんな感じで、ジャケットを表示して、そこに歌詞を一緒に表示してくれる。歌詞を表示させるには、Jacket画面でLキーを押す。
曲が変わると、その曲のアートワークを表示して、歌詞も表示してくれる。もともとはアートワークを表示するプラグインのようだが、歌詞を表示できることが他のプラグインにはない特徴となっている。
せっかくある「歌詞」の機能を活かすには、この2つのプラグインはなかなか便利である。