人型ロボット(アンドロイド)は、どこまで人間に近づけるだろうか?
“美人”で人間そっくりのアンドロイド「ERICA」、JSTや阪大など開発 人間との自然な対話、実現へ – ITmedia ニュース
科学技術振興機構(JST)と大阪大学、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、京都大学は8月3日、人間そっくりで“美人”なアンドロイド「ERICA」(エリカ)を開発したと発表した。人間の話を正確に理解し、相づちを打つなど、音声と動作が結びついた自然な対話をアンドロイドで実現するための研究プラットフォームとして活用する。
(中略)
従来のアンドロイドは実在の人物をモデルにしてきたが、ERICAは“美人顔”の特徴を参考にCGで合成。鼻と口とあごが一直線上に並ぶ「ビーナスラインの法則」など多くの美人顔に見られる共通的な特徴を持たせた。顔の左右は対称で、日本人とヨーロッパ人のハーフとして見られるよう、彫りの深さや鼻の大きさ、高さを調整した。
素朴な疑問。
なぜ女性型なのか?
美人かどうかは見る人によって違うと思うが、そもそも女性である必然性とはなんなんだ?(^_^)
作ってるのが男たちだからか?
ある種の願望の表現ともいえるが、どうして男性型ではだめなのか?
ロボットに「性別」は必要なのか?
「“死んだ”Pepperは電気羊の夢を見たか?」でも書いたことだが、人型ロボットに人間的な人格を付与するのは、人の想像力だ。美人であることは、その姿からやさしい人格を勝手に想像してしまうから、愛着を持ちやすいというのはあるかもしれない。「顔」はコミュニケーションでの、「記号」でもあるからだ。
「ERICA」は、造形的にはよくできていると思う。多少の不気味の谷はあるものの、堪えがたいほどの不気味さではなく、許容範囲内のギャップにはなっているようだ。
男性受け、子供受けはいいのかもしれない。
アニメに登場するアンドロイドの多くは女性型だが、“彼女たち”は見かけが女性であるだけでなく、内面的にも女性だ。人間と同等の「心」を有した、完璧なアンドロイドなのだから。“彼女たち”が性別を与えられているのは、人間の男と対等な関係であるためともいえる。そこには性的な意味合いも含まれる。アンドロイドでありながらも、“彼女たち”は人間のように振る舞う。
だが、それは物語だからだ。
なぜ、男のイケメンではないのだろうか?
アンドロイドは女性型……という、先入観が働いていないだろうか?
個人的には、ロボットは中性でいいように思う。Pepperの方が、未来的な気がする。
ショーウインドウに飾られるマネキンでも、ときどきドキッとするくらいリアルなものがあったりするが、リアルなアンドロイドが街を闊歩するようになったら、人間とアンドロイドの区別がつかなくなるね。
そういう未来は、明るい未来になるのだろうか?
面白いとは思うけどね(^_^)