写真を撮ったり、アートを制作したりするのに「モチベーション」は重要だ。
モチベーションは「物事を行うための,動機や意欲。熱意。やる気。」の意味だが、モチベーションが上がらないと創作意欲がわかないことになる。

絶好調のときには、アイデアが次々と浮かんだり、制作が順調になる。
逆に、不調のときには「スランプになった」という言い方をする。

このモチベーションというやつは、捉えどころがなく、モヤモヤしていてやっかいな現象だ。
私はこれを視覚化し数値化してイメージしている。
それが「モチベーション・メーター」だ(^_^)

モチベーション・メーター(以下、MM)の基本図が以下。

MOTIVATION METERの基本

0(ゼロ)を中心にして、マイナス100〜プラス100まで目盛りを刻んでいる。
ゼロがフラットで、メーターがマイナスに振れるとモチベーションが下がり、やる気が起こらない状態。プラスに振れれば、やる気がある状態。

やる気にも程度があり、ちょっとやる気があるときと、すごくやる気があるときがある。
マイナス方向も同様に程度がある。
今、自分がどの程度なのかを自己判定する。

好調のときは、MM+40〜+50くらいだ。
絶好調と自覚するときは+60以上だが、めったにない。モチベーションを高める要因に、外的要因があるからだ。
外的要因とは、たとえば作品が売れたとか、高い評価を得たとか、モチベーションに対する報酬が得られた場合だ。そういうことがあると、モチベーションは上がる。
逆に、やってることが報われないとモチベーションは下がる。

MOTIVATION METER(+10〜+30)

私はアート制作を細々とやっているが、そのMMは+10〜+30の間をフラフラとしている感じ。
低いレベルなのには、理由が2つある。

1つは、成果としての報酬(金銭とは限らない)がほとんどないこと。
もう1つは、1つの作品の3DCGのレンダリングに数日〜1週間ほどかかるため、遅々として進まないことだ。レンダリング用マシンが1台しかないので、レンダリング中はほかの作業ができない。ただ待つだけの時間だ。これでモチベーションが停滞する。

モチベーションは体調によっても上下する。
体調がいいとMMは少し上がるし、体調が悪いと下がる。
MMの上昇を刺激する方法は、経験則からいくつかある。

  1. 音楽を聴く。
  2. 面白い映画を観る。
  3. 散歩して体を動かす。
  4. 美味しいものを食べる。
  5. とりあえず寝る。

いつも効果があるわけではないが、ようするに気分転換をするということだ。

また、なにをやるかのカテゴリによっても、MMは変わる。

カテゴリ モチベーション・メーター
アート制作 +10〜+30
写真撮影 +5〜+10
動画制作 −30
SF物語執筆(SF短歌含む) −30
ブログ執筆 −30〜+30

MOTIVATION METER(−30)

動画制作とSF物語執筆が止まっているのは、MMが下げ止まりしているからだが、それには時間がないというのも理由になっている。
写真撮影はなんとかプラスではあるのだけど、撮影機材を背負って出かける頻度が少なくなっている。
ブログ執筆の振れ幅が大きいのは、書く気力がないときには、まったく書けない。書くネタはいろいろとあるけど、MMがマイナスだと更新が滞ってしまう。

とまぁ、モチベーション・メーターは精神状態のイメージ化でもある。
「やる気」を視覚化・数値化すると、モヤモヤ感が少し解消する。
「今日は調子がいい。MM+40くらいだな」とか、
「調子悪いなー。MM−30くらいか」と思うと、気分的にスッキリする。

MM+60以上というのは、過去に数度くらいしかなかったと思う。
絶好調なんていうのは、そうそうあるわけじゃないんだよね。

諌山 裕

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