長年のMacユーザーとしては、心臓部のCPUやOSが変わるのを何度か経験してきて、そのたびにMacは変身というか進化してきた。
そして、今回の変更が、Apple SiliconとそのOS。
私の使っているiMacは古くなってしまって、そろそろ寿命になりつつある。来年は買い換えたいと思っている。

Apple Siliconが最大32コアに進化? さらに128コアGPUも!? | ギズモード・ジャパン

すでに凄まじいパフォーマンスを発揮しているApple(アップル)のApple Siliconプロセッサですが、2021年にはIntel(インテル)最上位プロセッサを上回るパフォーマンスを実現するかもしれません。

(中略)

そして2021年後半から2022年にかけて登場するハイエンド版のiMacとハーフサイズのMac Proには、最大32基もの高性能コアを搭載したApple Siliconが搭載されるそうです。これは現行のインテルプロセッサのコア数を大幅に上回っており、現行のM1チップのようにパフォーマンスでも上回ることになりそうです。

また報道によれば、アップルは現行のM1チップの7/8コアから、16コア/32コアに強化されたグラフィックスプロセッサ(GPU)を、2021年のハイエンドラップトップとミッドレンジデスクトップ製品のために用意しているそう。さらに、2021年後半〜2022年に向けて64/128コアのGPUも開発しており、これはNVIDIAやAMDのGPUの数倍のパフォーマンスを発揮するそう。

仕事にも使えるマシンとしては、ミドルレンジのiMacは必要。
来年の春頃なのかな?
出てすぐには金銭的に無理だけど、来年中には買いたい。
それまで、いまのポンコツiMacが昇天せずに使えるかどうかだけど(^_^)b
早くにダメになったら、なんとか資金を捻出しないといけなくなる。

上記は、Apple Siliconのすごさを書いた記事だが、Appleが設計をしていても、実際に製造しているのは台湾のTSMCなんだよね。
技術的にすごいのはTSMCではある。
Intelなども、製造工場は海外にあったりするので、状況としては同じ。
製造をアウトソースするのが当たり前になっている現在だが、その中に日本が入っていないのは残念。部品や製造工程で必要な設備としては日本製が使われてはいるものの、心臓部には関与していない。人件費などのコスト的な問題があるにせよ、技術的には台湾に抜かれてしまった。

「はやぶさ2」の成功で、日本の技術力を自画自賛する報道が目についたが、それは宇宙開発というニッチな分野でのことで、IT分野では後塵を拝している。

スパコンの「富岳」では、富士通がCPUを作っているが、その技術が民生用のPCには活かされていない。OSのシェアがアメリカ勢に握られていることもあって、競争力としてIntelやAMDには対抗できないのだろう。薄利多売のPCよりも、巨額の資金が投じられるスパコンの方が、企業としては儲かるという事情もある。

日本の技術力を俯瞰すると、「はやぶさ2」や「富岳」では世界トップレベルの技術力を示しながらも、IT分野全般では台湾、中国、韓国にリードされている。
得意分野と苦手分野の落差が大きい。
だから、「技術立国・日本」とはいいにくい。

アメリカがすごいのは、多くの分野で世界のトップレベルにあることだろう。
総合力が高いということだ。
宇宙開発でも民間企業が中心になり、IT分野ではGAFAが世界を席巻し、ノーベル賞の多くはアメリカから輩出されている。
この差は埋まらないどころか、どんどん開いている。

日本製パソコンという言い方をしているメーカーがある。
なんだ、その日本産ウナギみたいな言い方は?(^_^)b
OSもCPUもGPUもアメリカ製で、日本で組み立てているだけ。それで日本製というのは悲しいぞ。

話がそれた。
ともあれ、Apple Silicon搭載のiMacの登場を楽しみにしている。

諌山 裕

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