日本での電子ブックストアを始めて間もないAmazonのkindleストアだが、すでに40%のシェアを獲得しているという。
登場以前から予想されていたことではあるが、Amazon強しという印象。
Kindleストアが初登場で40%のシェア――OnDeck電子書籍ストア利用率調査 – ITmedia eBook USER
この調査は四半期ごとに行われているもので、12月に行われた今回の調査結果では、10月末に国内でのサービスを本格的に開始したAmazonの「Kindleストア」が40%の利用率でいきなりトップに躍り出た。
蔵書点数は他店と大差はないにもかかわらず、この差はAmazonのブランドイメージやショップとしての使い勝手の良さなのだろう。
電子ブックだけでなく、他の一般商品も買えるから、ついで買いができるのが強みだ。
この段階で、すでに1強4弱。
プロ野球のリーグ戦順位表を見ているような感じだ。
常にトップにいる最強チームと、最下位を争うチーム。
楽天koboだけが、若干シェアを下げているとのことだが、自慢の蔵書点数拡大路線の効果は乏しいようだ。買う人がほとんどいないような本をたくさん集めても、ダメなことは明白。そのことに気がついていないらしいところが、楽天koboの悲しさ。
まだ最下位ではないが、万年最下位を争うストアになっていくのか?
「電子ブックの黒船」として警戒されていたのが、現実になった格好だ。
Appleも電子ブックに参入すると噂されているが、kindleの牙城を崩せる勢力はどこになるのか興味深い。