DAZ Studio 4をいろいろと使ってみる(26)の続き。
1台のパソコンでDAZ Studioを使っている人には関係ない話だが。
2台以上のパソコンでDAZ Studio 4を使っていると、こっちのパソコンで作ったデータをあっちのパソコンに持って行ってたら、配置したオブジェクトを読み込めないという事態に遭遇する。
まず、複数台のDAZ Studio 4環境をそろえるために、インストールされた各種アクセサリー類を同じにする。
私はMAC環境なので、MACの場合で説明するが、Windows環境の人は、Windowsの場合に置き換えてみてほしい。
DAZ 3D STOREで購入した各種アクセサリー類は、インストールすると「書類」フォルダの中の「DAZ 3D」フォルダに格納される。
「DAZ 3D」フォルダの中には、さらに「Studio3」「Studio」「Studio4」「DAZ」といったフォルダが生成されるが、これはアクセサリー類の対応バージョンによって異なるためだ。
とりあえず、これらのすべてを、マスターとしているパソコンからコピーして、サブのパソコンと同期させる。
だが、これだけでは複数台のパソコンのDAZ Studio 4環境はそろわない。
なぜだろう?……と、私もさんざん試行錯誤したのだが、ようやく解決した。
上記のアクセサリー類のファイルは、いわばマスターのファイルで、じつは別のところにキャッシュファイルがあることがわかった。
オブジェクトを読み込むとき、そのキャッシュファイルを参照しているようなのだ。
このキャッシュファイルは、あるオブジェクトを使用して、DAZ Studio 4の作業画面に配置したときに生成される。一度も使用していないオブジェクトのキャッシュファイルは生成されない。
つまり、あっちのパソコンで作ったもので、こっちのパソコンではまだ使用されたことがないオブジェクトの場合、読み込むときに「ファイルが見つからない」というエラーになってしまうのだ。
そのキャッシュファイルの場所は、MACの場合は以下にある。(クリックで拡大表示)
アプリケーションの入っている「DAZ 3D」フォルダの下に「DAZ Studio」のフォルダがあり、この中にキャッシュファイルが存在する。
このデータも複数台のパソコンで同期しないと、あっちとこっちでファイルを正常に開くことができない。
ということで、DAZ Studio 4を別のパソコンで作って、オブジェクトが読み込めないというエラーが出た場合には、キャッシュファイルが原因である。