もともと本能的に砂場が好きなので、たいていの猫が自分から進んで砂のあるトイレにはいる。ナナちゃんも特に教えることもなく、自分ではいっていった。
うちの猫トイレは、見てのとおりで大きなものだ。7匹もいると、普通に市販されているようなひとり用の猫トイレでは間に合わない。本来は衣裳ケースなどに使う入れ物を、ふたつ並べてトイレとして使っている。ひとつのケースに猫砂一袋8リットルが入れてある。
今日のナナちゃんは、昨日にも増して部屋の中を駆けまわっていた。先輩猫とも接触する機会が増え、威嚇していた兄姉もあまり怒らなくなった。
面白くないのは、ひとつ年上のタマコである。ナナちゃんが来るまでは、もっとも年下で、いちばん可愛がられていたのに、ライバルが出現したのだ(笑)。すねたタマコは、寝室に閉じこもり、就寝時には妻に思いっきり甘えているようだ。
子猫は日々大きくなる。半年もすればもう青年だ。これからの数ヶ月が、人間での少年時代なのである。
猫を愛するものにとって、この少年時代をともに過ごせるのは、大きな喜びとなる。そしてそれは親バカモードが全開する時期でもあるのだ(笑)。
※注:この記事は2001年のものなので、動画は珍しかった時代である。(2016/11/26記)