私の愛用機でもある、NIKON D800の後継機の噂が具体的になってきたようだ。
ニコンD800/D800E後継機(D800S?)の詳細スペックが掲載 – デジカメinfo
ニコンは新型のフルサイズ一眼レフ(私はこのカメラをD800Sと呼んでいるが、名前は異なるかもしれない)をこの夏に発表するだろう。以前に報告したように、新型機はD800Eベースで、D4からD4Sのような、いくつかの小さなアップデートがなされている。以下は、新型機の最新のスペックリストだ。
– 36MPセンサー
– ローパスレス(今回、ニコンはローパスレスモデルのみを発表する)
– モアレを抑制するソフトウェアの改善
– EXPEED4画像処理エンジン(EXPEED4aという名称になるかもしれない)
– より高解像度の液晶モニタ
– sRAW
– 4K動画は搭載されそうもない
– D4Sと同様のAFの改善
– 低輝度性能の改善: ISO性能が1段分良好
– 4センターAFポイント
– GPS内蔵
– Wi-Fiは内蔵されない
– 連写は5コマ/秒(MB-D12使用時は6コマ/秒)
– 新型機はD800/D800Eと比べてより軽量になる
– 価格はD800Eよりも高くなることが予想されている
– 公式発表は6月が予想されている(6月終わりの可能性が高い)同じ情報を複数のソース達から受け取っているので、今ではこの噂の信憑性は80%(以前は50%だった)だ。
D800は発売後、ほどなく購入したので、使用期間はほぼ2年。
週末にはあちこちに撮影に出かけるので、カメラのボディはけっこう傷だらけ(^^;)
使用頻度が多いわりには大きな故障はなく、電池カバーがはずれて交換したことと、センサーのゴミ取りのために、サービスセンターに持ち込んだことがあるだけ。丁寧に使っているつもりだが、予期せず落としてしまったり、ぶつけてしまったりはするので、頑丈な作りだと思う。
機器にはおのずと「寿命」がある。
カメラの場合、もっとも消耗するのが可動部分である「シャッター」の耐久回数だろう。
D800のシャッター耐久用回数は……
~ Nikon デジタル一眼レフカメラ ~ シャッター耐久回数 (寿命)まとめ 一覧表 – NAVER まとめ
ニコン D800・D800E → 20万回
……ということになっている。
2年の使用で、撮った枚数はおよそ6万枚。つまり、6万回シャッターを切ったということ。私はひとつの撮影で、絞りを4~5通り変えて撮影したり、プラス補正やマイナス補正、連射したりで条件を変えて撮影するので、たくさんシャッターを切るため、必然的に多くなる。
まだまだ余裕ではあるのだが、約3分の1の耐久回数を消費してはいる。いきなり故障するのではなく、徐々に劣化していくので、10万回に近づく頃には故障が表面化するかもしれない。今のペースでいけば、年内には10万回を超えそうだ。
つまり、そろそろ買い換え時でもあるということだ。
私は「アマナ」の契約フォトグラファーになっているのだが、D800で撮った写真を提供している。
現状、たいした稼ぎではないものの、小遣い程度の稼ぎにはなっている(^_^)。これまでに売れた写真で、D800のボディ価格くらいは回収できている。
D800は仕事の相棒でもあるのだ。
D800の最大の利点は、なんといっても36MPの高画素。プロユースで商業印刷に使用する場合には、ピクセル数が多い方がいい。特に、大きなサイズで使用する場合には、高画素は重宝する。私はデザイナーとして、写真を利用する立場でもあるので、たとえばA4見開きで写真を使う場合に、画素数が小さいと拡大して使わなくてはいけない場合が多々ある。拡大使用だとディテールがぼやけてしまうので、不都合が生じる。
引用記事中のコメント欄に、いろいろと要望が出ていたが、私が望むのは……
●バリアングル液晶
●重さを軽くして欲しい
●連射速度のアップ
……と、この3点かな。
重さと連射速度は改善されるようだが、バリアングルの噂はない。
ローアングルやハイアングルで撮ることが多いので、ファインダーや液晶画面をちゃんと見られないことが多く、そういう撮影にはいつも苦労している。
重さについては、カメラ単体であれば現状でもそれほど問題ではないのだが、多くのレンズと関連機材をバックパックに詰め込んで撮影に出かけるので、少しでも軽い方が負担が減る。
私が「フル装備」と呼ぶ装備の内容は……
●カメラボディ
●レンズ5本(14mm広角から500mm望遠まで。そのうちマクロレンズ2本)
●レンズアクセサリー(テレコン、接写リング、各種フィルター)
●三脚を2本(中型三脚とミニ三脚)
●予備の記録メディア、カメラ用電池を複数
●外部ストロボとシューコードおよびストロボ用予備電池
●レンズクリーナークロス、ブロアー
●レリーズ用リモートコード
●接地撮影用クッション(カメラを地面に置いて撮影するときのクッション)
●タオル数枚、虫除けスプレー(夏場は必須)
●iPad
●飲料用500mLペットボトル2本
……と、これだけの装備で、総重量は16kgほどになる。
これを背負って歩くのは、かなりの重労働なんだ(^^;)。撮影に出かけると、半日はかかるので、半日16kgを背負って歩くことになる。それを1kgでも減らせれば、疲労度も軽減される。
持参したすべての機材を使うことはないにしても、持っていかなくて後悔したことはあるので、とりあえず全部持って行く。どんな写真が撮れるかは運次第、一期一会でもあるので、その日、その時にしか撮れない写真がある。その機会を無駄にはしたくない。
新しいD800sを買うにしても、そのための資金が必要だ。
発売はまだ先だろうから、買えるように資金的な準備だけはしておこうと思う。
【追記】
2014年6月26日、正式発表されました。
『高い鮮鋭感と豊かな階調性を誇るニコン史上最高画質のデジタル一眼レフカメラ「ニコン D810」を発売』