社保庁に問題解決能力はあるのか?

 次々と問題を起こす社保庁。
 そもそも処理能力のない社保庁に、問題の解決をさせようとするのが間違っている。
 今まで、まともな仕事をしてこなかった人たちに、「さぁ、今日からしっかり仕事しましょう」といったところで、できるはずがない。
ねんきん特別便、2万件が別人記録や空白…社保庁またミス(読売新聞) – Yahoo!ニュース

 原因について、社保庁は、3種類の特別便のデータを印刷業者に納入した際、1種類ずつ印刷する必要があることの説明を怠ったため、業者がデータを一つに編集して印刷したことで不具合が生じたと説明している。

 仕事を外部に発注するときには、間違いのないようにきちんと説明して、くどいくらいに注意をするのが普通。これは仕事の常識であって、官とか民とは関係がない。つまり、社保庁には仕事の基本すらできないということだ。
 また、納品された印刷物を、チェックもしないで発送してしまうというのも信じられない。二重、三重にチェックするのは常識だろう。右から左に、ただ流していくだけなら、猿でもできる。社保庁は猿並みということだ。

 これが民間だったら、1回の致命的なミスは、次からの仕事はなくなってしまう。信頼もなくなるが、能力もないと判断されるからだ。
 サッカーだったら、負け続きで勝てない監督は更迭される。起用されて結果を出せない選手は、レギュラーから外される。
 社保庁が起こした問題だから、社保庁に解決させる……という図式だが、能力のない彼らにまかせていたら、いつまでたっても解決しないだろうと思う。
 年金の迷走も、お先真っ暗だ。

諌山 裕

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