映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を、リアルに再現したというネタがいくつか出ていた。
公開当時から30年後の現在。
未来が追いついたわけだが、実現したものもあれば、実現にはほど遠いものもある。
30年先の未来は、予測しやすいようで、予想外の変化を遂げるのに十分な時間でもある。ひとりの人間が、時代の変化を感じ取れる時間の長さともいえる。それは同い年のキャラクターの、30年後の姿という設定にできるからだ。その必然性のための30年後でもあった。
映画の中には、未来を感じさせるアイテムがいろいろと出てきた。
そのひとつが、自動でフィットするスニーカー。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」の未来のスニーカー「Nike Mag」が現実に NIKEが発表 – ねとらぼ
「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」でマーティが履いていた未来のスニーカー「Nike Mag」が現実になりました。作中でマーティが未来を訪れた2015年10月21日(米国時間)にNikeが発表しました。
自動で足にフィットする「パワーレース」を、装着者の動きを検出し、それに合わせて足をサポートする技術で実現。
このスニーカー、まだ試作機のようだけど、詳しい説明はなくて、動力がどうなっているのかなどは不明。
次は、飲みもの。
これマーティが飲んでたやつ! 未来のペプシ「ペプシ・パーフェクト」がホントに登場 映画の2015年が現実に – ねとらぼ
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PARTII」に登場した未来の飲み物「ペプシ・パーフェクト」を米ペプシが本当にリリースします。映画でマーティが飲んでたやつだこれ!
ま、これはパッケージの問題なので、型を作る手間はあるけど、技術的な問題はないね。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」といえば、タイムマシン化したデロリアンだが、次元転位装置のオプションを提供するらしい(^_^)
フォード、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の次元転位装置を期間限定で提供(動画あり) ≪ WIRED.jp
一方、映画に登場するタイムマシン・カーのベースになった車を製造したデロリアン・モーターカンパニーは1982年に解散したが、Ford社はこのほどすばらしい提案を行った。同社の「フォーカス(Focus)」および「フィエスタ(Fiesta)」の期間限定オプション品として、「フラックス・キャパシター」を勧める動画を公開したのだ。これは、映画のなかで時間旅行を可能にした次元転位装置だ。
これはいいね。ぜひ、日本車にも対応して欲しいところ。
ただし、タイムトラベルに関する法律がまったく整備されていないので、使用にあたってはいろいろと問題が起こることが予想される。ドローンでも法整備が整わないうちに市場に出てきてしまったために、なにかと問題を起こしてしまった。タイムトラベルで生じる問題は、ドローンの比ではないので、早急なタイムトラベル法が必要だ。
もっとも、時間移動で生じるパラドックスが、同一時間軸上の現象なのか、多次元宇宙上の現象なのか、いまのところ確たる理論はない。このへんは、ホーキング博士に解明してもらいたい。
少し前になるが、「ホバーボード」の話題もあった。
レクサスが開発した「ホヴァーボード」、動画が話題に ≪ WIRED.jp
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』にも登場した「ホヴァーボード」の動画を、高級自動車ブランド「レクサス」が公開した。液体窒素で冷却した超電導体と永久磁石を使って宙に浮かせる仕組みだという。
このホバーボードは、特定の場所でしか使えないのが難点。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でのホバーボードは、地球の重力に対する浮揚効果をベースにしているので、反重力技術の超小型化が実現しないと、まだまだどこでも走れるホバーボードにはならない。現状、大型加速器のような巨大設備と巨大エネルギー源がないと、重力に干渉することはできないので、なかなかに難しい。そのまえに、重力波をコントロールする技術もなんとかしないといけない。
最後に、ドクとマーティの現代となった未来についての対談CM。
トヨタもなかなか面白いCMを作るね。