局地的で短時間の大雨を「ゲリラ豪雨」と俗称するが、この呼称には賛否があったりした。正式名称ではないが、あの大雨を表現するには適しているようにも思う。
今年もその季節になり、たびたびゲリラ豪雨という言葉を目にすることになりそうだ。
東京都心でゲリラ豪雨か(片山 由紀子) – 個人 – Yahoo!ニュース
今日、正午ごろ、新宿付近で急に雨雲が発生しました。雨雲が出来るまでに、わずか15分程度、それが、1時間半程度で都心全域に広がったのです。雨雲は世代交代を繰り返しながら、広がっているので、ザーッと強く降る時間は30分程度でしょう。
その時間、近いところで雷鳴が轟いていた。
ゲリラ豪雨の真下にいると、普通の豪雨と区別がつかない。空を見ても、どす黒い雨雲が覆っているようにしか見えないからだ。
都心で雨雲が発達するのはヒートアイランドのためでもあるが、新宿付近で雨雲が発生するのは、そこから発する熱がほかよりも多いからだろう。高層ビルが林立しているから、熱せられたビルが、地表から200メートルあまりまで大気を熱することになる。路面だけが熱くなるよりも、熱量は多いと思われる。
その雲が、風向きによってどちらに流れるかで、ゲリラ豪雨にさらされる地域が変わる。たいていは、西から東に流れていくので、新宿より東にある地域がゲリラ豪雨を浴びる地域になる。
降雨地域のどのように移動するかは、「東京アメッシュ」を見るとわかる。
ゲリラ豪雨を外側から見ると、どのように見えるか?
というのは、以下を参照。
これは、私が撮影した写真だ(笑)。
昨年の夏に撮ったものだが、前述の「東京アメッシュ」で雨量をチェックしていたところ、新宿に豪雨が発生していたので、住んでいるマンションの屋上に急いで上がって撮影した。
見ての通りで、まるでカーテンのように新宿高層ビルを覆っている。しかし、高層ビル群を過ぎると、雨のカーテンは弱まっていった。
新宿はゲリラ豪雨のひとつの峠なのかもしれない。