Categories: 音楽レビュー

ここ最近買ったCD(その5)

Ride The Sky/At Vance

ライド・ザ・スカイ
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ジャケットが気に入って、試聴できるサイトで聴いて……即買い(^^)
こういうイラストが好きだね。自分の描くイラストに近いテイストなので。
At Vanceのバンドとしての過去の経緯は、他の人のレビューを参考にして欲しい……というか、そのへんのことには詳しくない。
楽曲は耳に残るメロディで、なかなか良い。
他の人も指摘しているが、音的にはやや物足りないという感じはする。
深みや広がり、パワフルな感じが足りないようだ。

その点は、iTunesのPLUG-IN「SRS iWOW」で処理すると、多少良くなる。
SRS iWOWをON/OFFするとわかるが、原音はやや曇っている感じだ。
特にドラムとベースの迫力不足なのだろう。
ともあれ、楽曲そのものはGood。

16.6 (Before The Devil Knows You’re Dead)/Primal Fear

16.6 (BEFORE THE DEVIL KNOWS…)
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ギターの音がいい!
前出のAt Vanceと比べると、音の違いは歴然。
やっぱ、こうでなくちゃ。
バンドとしては紆余曲折あったようだが、私を始めとして初めて聴くものには関係ない話。
この1枚が良ければ、それでいいのだ(^^)。
重厚なギターが唸るのがたまらない。
メタル系のお約束的なダークなイメージのジャケットは、それなりに良い。

4曲目の「Black Rain」はエスニックな雰囲気の曲だが、アルバムの中でも異色の曲になっている。こういうのを聴くと、かつてのUriah Heepを彷彿とさせる。Uriah Heepは私の青春時代の思い入れのあるバンドなのだ。
6曲目の「5.0 / Torn」は、7:14の大作となっていて、このアルバムを象徴する曲だ。

日本版にはボーナストラックとして「No Smoke Without Fire」のリミックスバージョンが収録されているが、本編の最終版と聞き比べてみるのも面白い。最終版ではより重厚になっているが、リミックス版はボーカルが前面に出ていて、こちらもなかなか味がある。
どの曲も、印象に残るフレーズがあり、外れ曲なしという感じだ。

Shallow Life/Lacuna Coil

Shallow Life
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タイトな女性ボーカルで始まる1曲目から、引き込まれてしまった。
ゴシック・メタルということだが、まぁ、何度も言うがジャンル分けはあまり問題ではない(^^)。

イタリア出身のバンドだが、英語で歌っていると、国籍はあまり感じない。ネイティブの人が聴いたら、イタリア訛りというのがあるのかもしれないが。
女性ボーカルのクリスティーナ・スカビアは、なかなかセクシーだ。
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これほどパワフルな女性ボーカルは珍しい。Sinergy(フィンランド出身)のキンバリー・ゴスに匹敵する魅力だ。
女性ボーカルのRock好きにはたまらない(^^)。
オススメの1枚。

話は飛ぶが、かつてRockといえば、イギリスとアメリカが本場だった。それが今では、ヨーロッパ全域に広がり、出身国による違いというか差は少なくなった。バンドとしては、スウェーデン出身のEuropeが出てきた頃からだろうか。
ヨーロッパがEUとして連係を始めたことと無縁ではないのだろう。
ヨーロッパのRockが、母国語ではなく英語で歌うというのも、特徴のひとつだ。もともとの言語のルーツは同じだし、方言化したのが各国の言語だからね。英語と日本語ほどの違いはない。
世界に向けた戦略としては、英語は必然なのだろう。
その点、日本は不利な状況にある。ビジネスでも文化でも、世界に発信するためには「英語化」というのは避けて通れない。日本も、ほんとうに世界と対等に渡り合うには、英語を第二公用語にするくにいの変革が必要かもしれない。

諌山 裕

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