猫が喉をゴロゴロと鳴らす仕組み

猫好きには当たり前の、猫が喉をゴロゴロと鳴らす習性。
だが、実際にはどうやってゴロゴロと鳴っているのかは知らない人も多いはず。

ニュース – 動物 – ネコはノドを鳴らす音で要求を通す(記事全文) – ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 ネコがノドを鳴らすことそれ自体が奇妙なことだとマコーム氏は指摘する。ネコの声帯は非常に小さく、そのような周波数の音が出せるようにはできていないためだ。ほとんどの動物で、ノドから出す音は声帯を使うものだけだ。しかしネコは、声帯の下の筋肉をゆっくり振動させることでゴロゴロとノドを鳴らす音を出すことができる。

……というわけで、喉には違いないが、声ではないということ。

猫はみな喉を鳴らせるかというと、そういうわけでもない。
ゴロゴロ鳴らない猫もいる。
うちの「テンテン」がそうだ。

テンテンはゴロゴロ鳴かない。というより、たぶん鳴らし方を知らないんだと思う。どんなに機嫌がよくても、撫でても、ゴロゴロと喉は鳴らない。

正確なところはわからないが、喉を鳴らす行為は、後天的に覚えるのではないかと思う。おそらく生後数ヶ月以内の子猫の時期の環境だろう。その時期に、親猫や兄弟猫との関わりの中で、喉を鳴らすことが甘えることであったり要求があるときの行為として覚えるのではないか。

テンテンは子猫の時に単独で捨てられていたそうで、拾った人からうちが里親として譲り受けた。
今でもそうだが、テンテンはうちにいる他の猫たちと仲良く遊ぶことがない。甘えるのは人間に対してだけで、猫には甘えない。幼少期から猫との接触が少なかったために、喉の鳴らし方も覚えることがなかったようなのだ。

猫のゴロゴロは、猫の機嫌を知るサインだが、ゴロゴロいわないテンテンでも機嫌はわかる。目つきや動作、鳴き声の違いで、テンテンはテンテンなりの気持ちを表現している。
だから、可愛いことに変わりはない(^_^)

テンテン

諌山 裕

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