Logic Studioを使い始めて、1カ月あまり。
楽曲の制作は、1週間に1曲くらいのペースで順調に進んでいる。
といっても、もっぱら週末に作業しているので、実質的には2日に1曲くらいだ。
ここまでLogic Studioを使ってきて、バグだと思われるトラブルに2度遭遇した。それについては、Appleにもレポートを送っているが、以下のような問題が発生した。
■Appleloop INDEXの再構築ができない。
新たにAppleloopをループブラウザに登録するときには、ブラウザに該当ファイルをドラッグすればいいのだが、CDやDVDから直接読み込むときは、問題なく追加される。
しかし、いったんハードディスク上にコピーして、それをドラッグしてもブラウザには登録されない。なぜ、こういうことをしているかというと、AppleloopではないWAVファイルをAppleloopに変換して使っているからだ。
ライブラリの中身を見ると、エイリアスは作られているものの、ブラウザ上には新規登録したものが出てこない。
この時点でも問題なのだが、ブラウザに表示させるためには、Appleloop INDEXを再構築する必要がある。
再構築するには、Appleloop INDEXのフォルダを、ループブラウザにドラッグすればいいのだが、これをやるとフリーズする(^_^;
時計が延々と回っているだけで、処理が完了しないのだ。
いろいろと対処法を試していて見つけた解決法は……
garagebandでAppleloop INDEXを再構築する。
という方法だった。
なぜか、garagebandではちゃんと再構築してくれる。
設定ファイルはLogic Studioと共用なので、これで問題なくLogic Studioのループブラウザにも表示されるようになる。
ちなみに、私のLogic Studioには、買い足したループ音源が5万個くらい入っているので、その量的な問題かもしれない。
■バウンスすると最後にLogic Studioがクラッシュして、書き出していたフォルダが白紙アイコン化してしまう。
これにはまいった(>_<)ゞ
いつものように曲が完成してバウンスしていたら、最後の最後にクラッシュしてLogic Studioは強制終了してしまった。
それだけならまだしも、書き出し先のフォルダが消えた!
消えたというか、フォルダが白紙アイコン化してしまったのだ。
何度も試してみるが、やっぱり同じ症状になってしまう。
まずいことに、何度目かに試しているときに、書き出し先をデスクトップにしてしまった。
すると、デスクトップが消えてしまったのだ!(×_×)
デスクトップに置いてあった、雑多なファイルやフォルダが消えた。
おいおい(^_^;……と、これはタイムマシーンから復活させたが、見た目は消えていても、「同じファイル名が存在する」というメッセージが出てきたので、カタログファイルなどが書き換わってしまったのだと思われる。
どうやら、Logic Studioがクラッシュするときに、余計なことをしてくれたらしい。
原因はなにか?
他社製のプラグインが入っているので、それらの影響かもしれない。トラック数が増えていくとメモリ消費量が増えて、メモリ不足になることがあるが、そういう警告は出ていなかった。
ちなみに、DAWアプリケーションは、かなりメモリを食う。4GBのメモリがあるものの、ときどきメモリ不足とかオーバーロードの警告が出てくる。グラフィック系のソフトを使っていても、こんなにメモリを食うことは希なので、音楽系はマシンスペックにもっと余裕がある方がいいようだ。
いろいろと試していて、ふとしたことで解決した。
それはファイル名の問題だった。
他のアプリケーションでも、ファイル名に「*」(半角アスタリスク)とか「/」(半角スラッシュ)があるとエラーの原因になることがある。
もしや?……と疑ってみて、ファイル名を変えたら、バウンスが正常に終了した。
その問題となったファイル名は……
あいうえお~カキクケコ
上記の場合、赤字の「~」(波ケイ)の文字であった。
半角文字がエラーを引き起こすというのは、それがコマンドなどにも使用される文字だから納得もいくのだが、まさか全角の記号が引っかかるとは思わなかった。
これが問題になるようなら、ほかにも引っかかりそうな記号があるかもしれない。
これは、ちょっと深刻なバグだと思う。
【補足】
上記の原因は違っていた(^^;)
記号ではなく、文字数が原因らしい。
ファイル名が、全角で13文字(26バイト)までOKだが、14文字になるとクラッシュして、前述ような現象が生じるようだ。
確認が足りなかったが、「~」を削ったことで13文字となり、エラーを回避したというのが真の原因だった。