肩痛→石灰沈着性腱板炎

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ここ数年来、左の肩痛に悩まされている。
五十肩とかいった加齢によるものかと思っていたが、どうやら「石灰沈着性腱板炎」らしい。

以前は、五十肩といえば、腱板損傷石灰沈着性腱板炎なども含めていたそうだが、最近では原因のはっきりしているものは五十肩には含めないという。

石灰沈着性腱板炎とは……

衝撃波外来 / 千葉大学整形外科

石灰沈着性腱板炎

夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多いです。40~50歳代の女性に多く認められ、発症後1~4週の急性期、発症後1~6ヵ月の亜急性期、6ヵ月以上続く慢性期に分かれます。肩腱板内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じ、肩の疼痛・運動制限を引き起こします。この石灰は、当初は濃厚なミルク状で、時がたつにつれ、練り歯磨き状、石膏(せっこう)状へと硬く変化していき、石灰が膨らんでくると痛みが増していきます。急性期では腱板から滑液包内に破れ出る時に激痛となります。亜急性型、慢性型では、石灰沈着が石膏状に固くなり、時々強い痛みが再発することもあります。

石灰沈着性腱板炎

石灰沈着性腱板炎(Wikipediaより)

少し前に、この症状についての新しい治療法(体外衝撃波療法)を紹介するテレビ番組があった。
それを見て、「あ、これだ」と思った。
症状についての自己診断方法などもあって、私はピッタリと該当していた。

体外衝撃波療法は、ピンポイントで衝撃波を患部に照射して、固まったカルシウムを砕くというもので、手術の必要がなく、快復も早いようだ。

ただし、まだ医師に診察してもらったわけではない。
その理由は、体外衝撃波療法のできる病院が限られていて、近所にはないこと。
治療するにしても、体外衝撃波療法は保険適用外らしいこと。※保険適用対象は「難治性足底腱膜炎」のみ。
つまり、治療費がそれなりにかかる。
経済的余裕がない身としては、敷居が高いのだ。

シメチジンの内服を行うと、石灰化が軽快する」との記述もある。
シメチジンはH2ブロッカー配合胃腸薬として胃薬等に含まれる成分だが、医師の処方が必要だとされ、現在、市販薬は販売されていない。※過去、販売されていた市販薬はあった。

私の場合、慢性化しているものの、それほどの激痛ではない。
疼く感じはあるが、ある角度で肩を動かしたときに、グキッと強い痛みがある。一番困るのは、カメラ機材のバックパックを背負うときと降ろすときに、肩が痛みで動かしにくいことだ。なんとかしたいところだが、病院に行かないと治しようがない。

当面、我慢するしかない。
貧乏人は辛いよ……という話(笑)。

風邪薬が肩痛を緩和した?…かも」に続く。

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