中国のヒューマノイド「佳佳」に未来はあるか?


中国初のヒューマノイドだというAIロボットの「佳佳」なのだが……
見た目だけは「先行者」からだいぶ進歩したようだ(^_^)

中国の未来を救う? ヒューマノイド「佳佳」に寄せられる期待 国際ニュース:AFPBB News

【1月10日 AFP】簡単な会話ができ、頼まれれば一定の表情を作ることもできる人型ロボット「佳佳(ジアジア、Jia Jia)」。この女性をかたどったヒューマノイドについて制作者たちは、中国の未来の労働力の到来を告げるものと位置付けている。 中国科学技術大学(University of Science and Technology of China)の研究チームが開発した佳佳は、中国初の人型ロボットと銘打って昨年、初めて公開された。

ヒューマノイド「佳佳

ヒューマノイド「佳佳」

中国のロボットというと、2000年に発表された「先行者」が強烈なインパクトを残していた。
これはこれで、いかにも中国らしさを醸し出した“傑作”だったと思うのだが、その後、実用化されたという話は聞かなかった。
先行者

この先行者の動画が残っていた。

しかし、密かに進化はしていたのだな(^_^)

「佳佳」は、歩行はできないようだが、美しい造形の内部には、先行者の片鱗が残っているのであろう。
恐るべし、中国のロボット!(^_^)

しかし、である。
中国は日本と違って、人口約14億人を抱える国だ。その14億人を差し置いて、ロボットを労働力とするなら、大量の失業者を生むことになるのではないか?
それでいいのか?

まぁ、現実的に考えて、「佳佳」が実用レベルになるには、まだまだハードルが高いとは思うが、このロボットを大量生産することよりも、都市部と農村部の格差を是正することの方が喫緊の課題だろう。

人に似せたロボットをヒューマノイドと呼ぶわけだが、なぜか、「女性型」が最初に出てくる。
開発者が男だから、理想像としての女性像を形にしているのだと思われるが、この手のヒューマノイドの需要がもっとも見込めるのは、アダルト分野だろうね(^_^)

中国は男女比がアンパランスになっていて……

中国のいびつな男女比、男性が3376万人多い=中国ネット「漢… – Record China

2014年の男性人口は7億79万人、女性人口は6億6703万人。男女比は女性を100とすると、男性は105.06。出生人口の男女比は女性が100、男性が115.88となった。

男が余っているわけで、相手となる女性がいない独身男性には、「佳佳」のような女性型ヒューマノイドは代替になるのかもしれない。
外見がリアルであればあるほど、ヒューマノイドは性の対象になる。ただの人形(ラブドール)としての需要は現にあるから、それが動いて会話もできるようになれば、よりリアルなセクサロイドになる。

セクサロイドといえば、松本零士のマンガが有名。

松本零士は、「銀河鉄道999」や「キャプテン・ハーロック」などの宇宙ものの名作ばかりではなく、初期の頃はエロテイストの作品をいろいろと描いていた。その頃の画風の方が、色っぽい女性だった。

ロボットの進化を、リアルな人間に似せるのは、ある種の願望でもあるのだが、方向性としては違っているのではないかと思う。

人は、見た目にだまされる。
中身がチープでも、見た目が美人(あるいは美形)であれば、過剰に感情移入してしまうのだ。美女やイケメンがモテるのは、美形であれば中身もいいだろうと錯覚するからだ。それは本能と遺伝子が惑わされることに起因するが、人間に似せるのは反発も生む。

外見ゆえに、人間とロボットが対立する……という未来の社会現象も予想できる。

人間とロボットは、起源の異なる、別種の存在であることを明確にする必要が生じるかもしれない。
犬や猫は愛らしく、人間との関係性で、共生関係を築けるが、それは犬は犬、猫は猫の姿だからだ。
「人間とは違う」という、じつにシンプルな姿が、種の異なる関係でありながらも、良好な関係を保てる要因となっている。

ロボットにも同じことがいえる。
「ロボットはロボットらしく」
そういう意味では、Star WarsのC3POR2D2は、理想的な姿なのだと思う。

スター・ウォーズ C-3PO 1/12スケール プラモデル

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メタコレ スター・ウォーズ #03 R2-D2 約 49mm ダイキャスト製 塗装済み 可動フィギュア

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いかにもメカっぽい姿であれば、ロボットであることを認識するし、ロボットとして扱える。
人間に酷似していて、人間と区別がつかなくなると、様々な問題を引き起こすだろう。
はたして、それはロボットにとってよいことなのかどうか……は、わからない。

恋人はヒューマノイド……という未来は、そう遠くない未来にやって来そうな気はする。
歩きスマホが社会問題になっているように、将来は「ロボ恋」あるいは「ラブロボ」が社会問題になっているかもしれないね。

 

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